「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
MG 1/100 ボール Ver.Ka の作り方

発売月 2004年12月 / 価格 \1,600 ~ \2,000

私個人的ではありますが、今回のMG(マスターグレード)プラモデルが初のMG着手ということになりました。
製作したのは、新発売が決まるや速攻予約をいれた、「機動戦士ガンダム」「ガンダム0083」「機動戦士ガンダムMsIgloo」ほか多数に登場したモビルポッド・RB-79ボールです。MGは「Ver.Ka」となりかなりアレンジが加えられリアリティ度が増しています。

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

RB-79 ボール MG1/100 プラモデル

機動戦士ガンダム以降多数の作品に登場した、連邦軍の宇宙用兵器。作業用ポッドを改修し、180mmキャノン砲をとりつけただけの簡易な装備だが低いコストで大量生産されました。

物量を投入するべく生まれた戦闘用ポッド、RB-79・ボール。
主にRGM-79ジムの支援用として実戦投入。
劇中はソロモン攻略戦で初登場、一年下では終始やられメカとしての位置づけが多かったですが、
ソロモン攻略戦やア・バオア・クー戦などで大量に投入され、団体でかかればそれなりの戦果はあげられたらしいです。


箱写真
MG ボール

完成写真
MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

装甲板が取り外し可能、はずすとものすごい緻密なディテールのフレームがあらわれます!
とはいえ、人型でない分、他のMGモビルスーツに比べパーツは少なめだと思います。
MG ボール


改良点・塗装について

1/100マスターグレードでも、エアブラシ塗装は行わず筆塗り塗装のみですませています。
フレームパーツは適度な色分けを施しました。
MG ボール

コクピットハッチ他赤いパーツは塗装せず、パーツの色をそのままでくみたててます。
MG ボール

ボディ装甲のスミ入れ は、黒ではなく軍艦色を使用。
MG ボール

パイロットは白いカラーにしました。
MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

デカールは一発勝負、なのに場所を間違えてしまうという失態。
MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MG 1/100 ボール Ver.Ka の入手方法
再販待ち、が多いですね。別製品としてシャークマウス版、や、オレンジボールもあります。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。

装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラーを使用。

エナメルカラー(上)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

CG合成/デジラマ

MG ボール CG
サラミスは実は手描きです

組み立ての行程には接着剤を使っていますが、MGは接着剤不要でも組み立てられますことをご案内しておきます。
パーツ一を洗います

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

まずはパーツ数に欠損はないかよく確認。
特にフレームパーツは見るからにパキッてやってしまいそう・・・

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

パッケージ内容に不備がなければ、ランナー(枠)ごとパーツを洗います。

これをやっておくだけで、なんだかパーツがきれいに輝いてリフレッシュしたようにみえるのが不思議です。
開封したらまずパーツ洗浄」も参考にしてくださいね。

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

パーツの保管は、間に紙を敷いたり、はいってたビニール袋を敷いたりその都度入れたりして、パーツ同士がこすれてキズ物にならないようにします。
ボールだけあって、丸いパーツが多いので、こすれや衝突に注意です。
最初のうちは、その都度袋の中へ戻していたのですが、だんだん手間になってきて、入れなくなりました。
パーツ一覧 (画像クリックで別表示)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

小さいパーツが多いので、紛失しないよう気をつけねばならないのが注意点でしょうかね。

MG 1/144 ボール 胴体部の作り方・製作手順 の 解説です


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

まずは本体、ベース(土台)となる部分を組み立てます。
本体パーツを切りはずします。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

正面側のパーツ(コクピット部の空洞がある方)、てっぺんのくぼみに、ジョイントパーツをはめこみます。
ここは、キャノン砲が接合される場所です。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

ついで、両サイドの四角いくぼみへ、サンドウィッチみたいな形のジョイントパーツをはめこみます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

向きに注意してはめこみます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

はめこんだら、本体パーツを貼り合わせます。
このときは、特に合わせ目を気にする必要はありません。
うまく他のパーツ接着で消えるようにできているから。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

貼り合わせました。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

今回は 本体を塗装しています。
フレーム部の塗装色は、説明書によると、[ニュートラルグレー5:ネービーブルー5]という配色となっていますが、 まあ、お好みで特にこの色にこだわらなくてもよいと思います。
一気に塗るよりも、区画ごとに塗っていく方がムラを出さずに塗れます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

また、いわゆるゴチャメカ(いろんなメカ部分があれこれ合わさっている)なので、各メカ構造ごとに塗り分けるのも面白いと思います。

塗装の手順ですが、幅の広い筆で一気に塗るのではなくて、ごちゃメカ単体ごとに細めの筆で塗っていく方が色ムラにならずにきれいに塗装できます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

次に、本体のてっぺんにかぽっとはめこむ、このパーツを組み立てます。

まずは、塗装します。本体フレームと同じ色で。
ちょっとだけ、メカ構造ごとに塗り分けてみました。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

このパーツには、姿勢制御スラスター部、4つの可動できる小さいパーツがはめこまれます。

その小物から仕上げます。
このパーツ4こ、最初から色がついているのだけど、赤もしくはオレンジ系の色で塗ってます。 ・・・小さいのでなくさないように・・・


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

その赤いパーツがはめこまれる、この白いスラスターパーツ4つ、写真のように塗り分けが必要でした。
ホワイトは、もともとが白いパーツなので、別段塗らなくても大丈夫そうです。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

赤のパーツの円筒部分を、白いパーツの中に通します。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

仕上がりました。
この要領であと3こ、計4こ作ります。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

そのパーツを、てっぺんパーツの裏からはめこみます。向きに注意して。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

外からみると、こんな感じ。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

4こともはめこみます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

はめこんだら、本体へ。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

接着剤を塗るのなら、写真のように、四角いへこみとそのくぼみの中にだけ塗布します。塗らなくても大丈夫です。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

ここまで、できました。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

次に、本体両サイドに接合される、このパーツを仕上げます。

本体を塗ったので、これもフレームと同じカラーで塗装しました。

中央の穴、ここには、クリアパーツ(透明なパーツ)がはめこまれます。
クリアパーツはその名の通り透明で、接着する地の色が暗かったら目立たなくなってしまいます。
そこで、前もってこの部分をホワイトで塗装します。
こうすると、透かして見える向こう側ホワイトなので、クリアパーツがひきたつってわけです。よく使われる基本技です。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

クリアパーツを、おしこみます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

この突起が、穴差し込むときの向きの目印となります。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

溝と突起をあわせて。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

少し、力、いります。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

全部がはめこまれるわけでなく、なんか中途でひっかかって止まってしまったみたいにみえるけど、これでOK。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

そのパーツを本体へ。
このパーツは左右2こつくるのですが、この2こ、同じパーツではないので注意。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

・・・とはいっても、間違わないような工夫がされているんですけどね。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

接着剤を塗るときには、控えめに。塗らなくてもOK。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

接合すると、こんなふうになります。
反対側も、同じように組み立てます。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

次は、本体下部に接合される、ギザギザ円盤パーツを仕上げます。
これもフレームカラーで塗りました。
2色に分けてみました。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

それを、本体下部へ接合します。
接着剤は円盤パーツ全体に塗布するとハミだしの元となるので、突起部つまりポッチリのとこにだけ塗ります。これでも十分接着力あります。というより接着剤いらないです。


MGボールの製作(ガンダム,プラモデル)

つなぎました。

胴体部分の組み立てはまだつづきます。
長くなるのでページを分けます。