(すみいれ)
解説
・・・塗装技法のひとつで、モールドと呼ばれるくぼみ線に濃い色を流し込んで際だたせること。
パネルライン、ディテールラインとも呼ばれる、いわゆる装甲のつなぎ目のような境目、ガンプラにもそのラインがくぼんだミゾ線でついていますが、
そこに濃い色の塗料を流し込むことで、よりラインがわかりやすくなる、その技法がスミ入れです。
スミ入れでラインを目立たせたザクIの脚部。
スミ入れを施したガンダムシールドの裏面。
スミ入れはたいてい属性の違う塗料を使います。
たとえば、水性ホビーカラーのようなアクリル系、Mr.カラーのようなラッカー系の塗装面へのスミ入れは、
混ざったり溶け出すことのないエナメル系塗料を使うのが定番です。
手順は、塗料を溶剤でうすめて水っぽくしたものを用意。
ちょっと筆を当てるだけで、モールドと呼ばれるミゾ線の中を塗料がツツーっと伝っていってくれます。
エナメル系といえばタミヤ・エナメルカラー。
最初からスミ入れ用として薄い塗料が入っている、ハケつきボトルがやりやすくおすすめです。
スミ入れにはペンを使う例もあります。
上記のは、コピック・マルチライナー 0.03mmのペン。
文具店で購入したもの。