「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/1200 巡洋艦サラミス の作り方

発売月 1983年1月

機動戦士ガンダム、1/1200マゼランにつづいて作成したのは、1/1200 サラミス
サラミス級宇宙巡洋艦です。
機動戦士ガンダムプラモデル・メカコレクションとして再販されたものです。当時はマゼランよりサラミスのほうが早く発売されました。

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

巡洋艦サラミス 旧キット1/1200 プラモデル

サラミス級宇宙巡洋艦は、機動戦士ガンダム他に登場する、地球連邦軍の宇宙巡洋艦。

機動戦士ガンダム第1話より登場、といっても冒頭ナレーションでいきなり爆散しているのですが、地球連邦軍所属宇宙巡洋艦、サラミス。

地球連邦軍の主力艦。要塞攻略戦など物量をもっての作戦に大量投入されたましたが、それに比例して撃沈数も増えたたため、劇中ではジム、ボールらMSとともにやられ役のイメージが強い艦であります。

ですがビグ・ザムにとどめをさす、ア・バオア・クーから脱出せんとするキシリア・ザビ搭乗のザンジバル級を撃沈するなど戦果も多数あげてもおります。マゼラン同様大気圏への突入は行えないので艦底部の大気圏突入カプセルが分離・突入します。(地表からブースターを装備して宇宙圏へ飛び立つシーンはあり)

連邦MSのジムがずらーっとならんでたり、ボールが何個か固定されていたりしてますが、MSが実用化される前の巡洋艦なので、モビルスーツ射出用のカタパルトはもちあわせておりません。

カラーは薄いパープル系。


箱絵
1/1200巡洋艦サラミス(ガンダム,プラモデル)

完成写真
1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)


改良点・塗装について

今回塗装も行っていますが、旧キットなのであまり親切設計ではありません。
砲台がじゃまをして塗りにくい部分を先に塗装します。
1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)
1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)
砲台がじゃまをして消しづらい合わせ目もあり、策としてその部分の砲台は後ハメにしました。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラーを使用。

エナメルカラー(上)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • パテ(補修用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

パーツ一覧

 

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

旧キット 1/1200 巡洋艦サラミス 作り方・製作手順 の 解説です


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

大気圏突入カプセル。コサラミスとはいいませんが、
上下を貼り合わせて、合わせ目を消します。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

操縦席を組み立てて、カプセル本体へ。
合わせ目は消します。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

塗装です。全体をサラミスカラーのグレー、説明書にはすみれ色に白を混ぜる、とありましたが今回は大量に余って使い道を探していた、HGUCボールのときの本体色がそれに近かったので、流用して使うことにしました。
操縦席のガラス面はオレンジイエロー、推進部には黒鉄色を塗っています。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

スラスターはすごく小さいのであやうく紛失しそうになります。
これも黒鉄色で塗装し、内部はエナメル系の黒を流し込みました。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

スラスターを接着します。
これで、大気圏突入カプセルは完成。
主砲・メガ粒子


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

次に、砲台です。
裏から砲身をさしこむ構造なのですが、
ここがきついと、こすれて塗装がはがされてしまう恐れがありますので、ペーパーがけを行い、少し隙間をひろげておきます。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

小さいので拡大に限界がありあまり写真ではわかりづらいかもですが、
砲身の先、ピンバイス(精密手動ドリル)でへこませて、砲の雰囲気をだしております。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

砲台を塗装中。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

裏面、つまり内部は黒で塗装します。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

砲身も塗装します。先端のスミ入れはつまようじの先にブラックをつけてのせるような感じで塗りました。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

砲身を中から外へ、通します。
このとき、キツそうでしたら塗装がはがれる前にムリをせずに、もういちど稼働穴をやすりがけて広げます。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

底を接着します。
接着剤を塗るとこは、四辺で、それでも隙間がありダルダルなので、パテで隙間を埋めることにしました。
接着剤の量が多いと砲身に干渉してしまいます・・・
パテをペーパーがけして、底面を塗装して完成。
底面はボディと同色でいくか、底面なので黒のほうがいいか、黒でいくことにしました。
本体部


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

サラミス本体の組み立てですが、
説明書とはちょっと異なる手順をしています。
甲板の主砲、あとから差し込む形にしています。
(説明書では主砲をはさんで本体を接着)
あとからでないと、合わせ目消しも塗装も、主砲がじゃまをして非常にやりにくいから。
そこで、本来なら主砲の底に接着させる、この台パーツ、手順を変更、
艦本体の艦首と艦尾の砲塔部に、先に接着してしまいます。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

次からは説明書と同じ。
側面の主砲を台にはさむ形で接着します。砲台は回転稼働。
・・・・その前に、その周囲を部分塗装します。
塗装した箇所は、主砲やブリッジといった小物がとりつけられると邪魔になり塗装がしづらくなる場所です。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

砲台がとりつけられるリング部分は、黒を塗りました。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

主砲を裏からとめるパーツ。
先端部分は黒でこの段階で塗っておきます。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

裏とめパーツをはめこみます。ここは回転稼働する箇所なので接着せず。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

砲台を接着(ここは接着しないと抜け落ちてしまう)
裏とめパーツ以外に接着剤がつかないように注意をはらって・・・


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

本体を接着します。
かなりの広範囲に接着剤を塗ることになります・・
合わせ目は消します。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

合わせ目がぴったり合わずパテ補修にたよりました。
その後、艦全体を塗装します。


1/1200サラミス(ガンダム,プラモデル)

前部と後部、のこりの砲台も取付けます。

次のページでは、次のページでは、ブリッジ、機**、その他の飾り付けをします。