「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGUC 1/144 陸戦型ガンダム の作り方

発売月 2007年6月 / 価格 1,400円 ~ 1,800円

機動戦士ガンダム第08MS小隊の主役モビルスーツ、RX-79(G)陸戦型ガンダムのHGUC 1/144スケールプラモデルです。装備のほとんどが実弾兵器、量産タイプのMS、よりリアルさを追求したOVA作品、このプラモデル製作にも、「傷だらけ泥まみれ感」を追加してやるとかなり本格的な仕上がりになるんじゃないかなとか思いました。その作成手順をすべて掲載致します。

HGUC 陸戦型ガンダム (第08MS小隊)

陸戦型ガンダム HGUC1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム第08MS小隊登場、連邦軍の局地専用モビルスーツで、V計画にて生産された、RX-78ガンダムの試作放棄・不採用などによる余剰パーツを利用して生産されたガンダムです。

宇宙空間移動用のジェネレータやバーニアユニットが略され、地球上、重力下での機動性を重視した陸戦型機体となり、背中の巨大コンテナには180mmキャノンをはじめあらゆる兵装を携帯できるほか、伸びきった戦線に対応できるよう物資の携行も可能。(HGUCでは180mmキャノンのみ分解積載) OVA「第08MS小隊」に於いてはコジマ大隊に配備された数機が最前線に投入されました。

資料によりますとこのガンダムは20機程度が量産され、大気圏内、陸戦に特化した機体として運用されました。

OVA劇中では物語が進んでいく程に次第に予備パーツが不足、現地では部品の調達もままならなくなり他のMSからパーツを流用した運用もされ、ジムの頭を取り付けられた機体もいました。Ez8もその類です。

 


箱写真

完成写真

足元の四角いプレートは自作したスタンドで単なる両面テープ留めにとどめています。


背中のコンテナには、180mmキャノンが4分割で格納可能です。

足裏がきれいなのなんか矛盾してるな。


ツメは収納。上部は向きを替えての差し直しで。

組み立てた180mmキャノン砲。劇中のかまえポーズも再現できます。

付属品は主兵装のマシンとキャノン砲の他に、

シールドはキャノン砲の支え用として立てられます。

ガンダムEz-8に付属されていたパラシュートパックも、互換性あるので設置可能。(写真なくてすみません)


改良点・塗装について

ボディカラーは陸戦型っぽく暗い目めで赤みを帯びたホワイト、な感じにしました。

拳などのグレー部は劇中の色に近づけ、グレーというより緑に近い色で塗っています。

そのグレーパーツにはABS樹脂が含まれており「塗装はおすすめできない」と説明書にあるのですがやむをえず塗りました。

頭部Vアンテナはセオリー通りシャープにとがらせました。

アーマー内面もセオリー通りエポキシパテ埋め。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。

Amazon.co.jpでも普通に入手できます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラー を使用。

エナメルカラー(上)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • エポキシパテ(肉抜き空洞埋め用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

CG合成/デジラマ

HGUC 陸戦型ガンダム (第08MS小隊)

パーツ一覧

 

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

 

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

 

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC 1/144 陸戦型ガンダム 胴体・上半身部の作り方・製作手順 の 解説です


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

まず最初に、胴体側の肩関節、これを仕上げます。
このパーツ、ちょっと傾斜がかかっている部分の面に、付属のシールを貼ります。または、陸戦型ガンダムの青で塗装します。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

そのパーツの短い方の円筒に、ポリキャップをさしこみます。2個組み立て。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

つぎに、腹部にあたるパーツを組み立てます。
先にポリキャップをさしこみます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

パーツを貼り合わせます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

合わせ目は、ディテールラインと併用してますので、消さないでおきます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

その後、塗装&スミ入れをします。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

胴体を組み立てにかかります。
さきほど組み立てた、肩関節用のパーツを胴体パーツの両肩へさしこみます。
これは正面側の胴体パーツです。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

首関節用ポリキャップを差し込みます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

塗装を行う場合、腹部を差し込むまえにこの部分を塗装しておくとラクです。
ここは腹部パーツと密接する部分、組み立ててから塗装を行うとはみ出しそうでめんどい部分となります。(黄色い箇所)


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

腹部パーツを、向きを間違えないように差し込みます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

すべてのパーツを差し込んだら、胴体を接着します。
えり首の部分は合わせ目消しの必要がありそうです。
とはいうものの、えり首部分のペーパーがけはなかなか難所で、難しそうだと思ったなら無理して行わなくともいいと思います。脇腹部分の合わせ目はディテールラインとして活かしますので、消しません。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

こんな感じになります。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

えり部分はガンダム本体の白で塗る必要があります。
その奥の首の付け根に当たる箇所も、実は青ではなくグレーで塗るべき箇所でした。
首の根元に塗装するグレーは、説明書には指示がありません。OVA作品ではこの部分を含めすべての関節はちょっと緑がかった色の設定ですが[参考画像]、HGUCキットの説明書はもろにグレーです。
この写真撮影&掲載後に(ヨモギ色に黒とインディブルーを適量)混ぜて似た色を作り塗装しました。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

胴体の付属パーツを仕上げ組み立てます。
これは右胸部のインテーク部。中のフィン部には黄色を塗装するか、付属のシールを貼ります。塗った後はスミ入れも行います。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

インテークを胴体へ差し込みます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

胴体の逆三角マークと、固定装備は塗装です。
両方とも本体色の白です。
三角マークはスミ入れの要領で。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

これは、胸部固定装備のマルチランチャー砲口。スミ入れの要領でつや消し黒を流し込みます。
小さいからなくさないように・・・・・
参考までに↓
極小パーツをなくさない切り離し方法


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

胴体へさしこみます。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

胴体最後の取付パーツは、赤いこのアクセント。ちなみにコクピットハッチではありません。陸戦ガンダムのコクピットハッチはもっと上にあります。


HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

上下の向きを間違えないように、胴体へ接着します。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

ここまで、できました。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

パーツを組み立てます。
可動部ですので、接着しません。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

こんなふうになります。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

次にこのパーツを塗装して・・・・・

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

先ほど組み立てたものを差し込みます。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

さらにそれを、バックパックフレーム本体ともいえるパーツに差し込みます。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

フレームを貼り合わせます。
合わせ目消しがあります。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

ここの三角マークへの白のスミ入れは、
白をスミ入れした後にその内側の本体色を塗るように2段階にわけるとやりやすいかもしれません。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

これは上の側のかぎ爪。
ご覧のように空洞ができています。パテ埋めを行います。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

パーツを差し込みます。
これはコンテナのあるなしにより差し込む向きを変え、その度に差し替えるようになっているので、接着はしません。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

ここまで、できました。
左側がコンテナ装着時、右側がそうでない時の差し込み位置です。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

最後に、バーニア。
黒鉄色などで色分けもいいかも知れません。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

パーツをバックパックの両脇に差し込みます。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

それを胴体の背中へ合体させます。

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HGUC陸戦型ガンダムの製作(プラモデル)

これで胴体は完成です。

次のページでは、頭部の組み立てを全掲載・解説します。