「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/550 ビグザム の作り方

発売月 1981年9月 / 箱掲載価格 400円

まだまだ売れてる旧キット。今回製作したのは,機動戦士ガンダムで強烈なインパクトを残した、モビルアーマー、ビグザム。この1/550旧キット プラモデルです。
プロポーションとしては、ちょっと足が短いかな、傘の部分もっとボリュームあってもよかったのにな、て感がしてますが、今回もノーマル組み立てに徹してます。

ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

ビグザム 旧キット1/550 プラモデル

機動戦士ガンダム登場、ジオン公国試作型宇宙用モビルアーマー。モビルアーマーでは珍しい二足歩行タイプ。ゆえに巨大さも別格で、50mを超える機体となっています。

3人で操縦しますが1人でも可能。

ジオン要塞ソロモンに駐留している宇宙司令・ドズル・ザビ中将は、地球連邦によるソロモン攻略を事前察知し、本国に援もしくは物資増援を求めたところ、このモビルアーマー、ビグ・ザムが1機だけ送られてきました。

ドズル中将はザクやリック・ドムといったモビルスーツを戦力として増強したかったらしく、このビグザム1機しか送られてこなかったことに対し「戦いは数だよ兄貴」と肯定的ではありませんでしたが、ソロモン戦開戦に(組み立てが)間に合わず、連邦はソーラーシステムなど新兵器を投入し戦局はジオン劣勢、いよいよソロモン陥落が確定的となった際に、一人でも多くのジオン兵士を脱出させるため、一機でも多く敵を撃破するため、ドズル中将は自ら囮となってこのビグ・ザムを起動、時間稼ぎの目的で出撃しました。

であるメガ粒子は一回の斉射で複数の連邦MSジム、ボールを原型を留めぬレベルで撃破するほど強力、そしてiフィールドと呼ばれるビームバリヤーに覆われているため長距離ビームにはびくともせず、対艦戦ではビグザム一機でマゼラン級、サラミス級巡洋艦を多数沈めました。

ですがスレッガー・ロウのGファイター(劇場版ではコア・ブースター)とRX-78-2ガンダムの連携による近接でその機能を停止、iフィールドバリアを失ったところをサラミス級巡洋艦の一斉撃を受け撃破されました。

最後の「ジオンの栄光をやらせはせんぞー!」 はドズルの有名台詞として語り継がれています。


この1/550ビグザムも、当時からすでに発売を待ち望まれていた機体でした。もちろん発売日当日は争奪戦になりました。
当時買ったのは中2か中3(はるか昔なので忘れた)で、20年とちょっとの歳月を経て再会の、1/550ビグザムです。

箱写真
1/550 ビグザム

1/550 ビグザム

1/550 ビグザム

1/550 ビグザム
当時の価格は400円だった記憶がうっすら残ってます(箱に記載ありました)
箱自体はそんなに大きくないのですが、当時は入手困難なことも重なり手にできた時の喜びはひとしおでした。

接着剤が必ず必要でしたが、当時のプラモデルは使い切りサイズのものが同梱されていた時代でありながら付属なし、初めてタミヤセメントを買う機会を与えてくれたプラモでしたね。ガンプラ群は。

完成写真
ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

メガ粒子は前後に可動します。

ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

上部。
ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

軽いウォッシングのつもりが単なる色ムラみたいになっちゃいました。

旧キットプラモデル、の 入手方法
バンダイより年に1回もしくは数回のペースで、再生産・再販が行われています。
個数が限定されての生産のようで、在庫数がなくなり次第終了、また次の再販まで数ヶ月辛抱・・・ですがこの再販ペースは年々期間が長く、再販回数も少なくなりつつあります。 (2018年現在)
中古品をネット通販で探すという方法もありますが、付加価値をつけられ価格はやや上昇傾向にあるようです。
たまに劣悪にケタを上げるくらいふっかけられてるのもあります。そんな品はおすすめできません。

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旧キット ガンプラが見つけやすい通販店

 ネットショップ駿河屋 楽天市場店
ここはガンプラのみならず他のプラモデルや生産終了したフィギュア、トレーディングカードも扱っているお店です。私はここでアオシマの伝説巨神イデオン1/600統一スケールプラモデルを全種買うことができました。


改良点・塗装について

塗装色は、脚の爪のパープルが浮いてる感じがしてたのでちょっと彩度を落とした”くすんだ薄むらさき”を使用しました。以前に組み立てた旧キット1/1200ガウ空母の本体色と同じ色(というか余り)を使っています。

メガ粒子。ここは貫通させたほうがよいかと感じました。

フタみたいに見えてる部分、ここは組み立てる前にカンタンに切除できます。
ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)

ビグザムの作り方(ガンダム,プラモデル)
この方が、らしく見えます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラー を使用。

エナメルカラー(上)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • パテ(隙間が深い合わせ目消し用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧

1/550ビグ・ザム ガンダム,プラモデル

これがビグザムのパーツ一覧。
旧キットにはポリキャップは入っておりません。

ビグザムのパーツ洗浄,ガンダム,プラモデル

開封したらまずパーツ洗浄
を施しています。

旧キット 1/550 ビグザム 脚部の作り方・製作手順 の 解説です

ビグザムのパーツ・脚(,ガンダム,プラモデル)

脚先の爪の接合関節パーツです。
2つはり合わせて、合わせ目を消します。目立たない部分ではあるけど、念のために、合わせ目は消します。
参考:不必要なくぼみ(ヒケ)、合わせ目、パーティテングラインを消す》

ビグザムのパーツ・脚,(ガンダム,プラモデル)

そして塗装します。
旧キットの説明書に書かれてある色指定は単色で、それもなかば適当な色なので、
自発的にかえました。
ビグザムは2色構成になっていて、胴体のグリーンと脚部のグリーンが異なっていて(ギリギリまで気づかなかった)
脚のグリーンは、とりあえずオリーブグリーンで塗装します。

ビグザムのパーツ・爪(ガンダム,プラモデル)

つぎ、爪です。
発射機構を備え、Gファイター(あるいはコア・ブースター)を撃墜したでもあります。
全部で6つなのですが、なくしたとき用の予備として2こ余分にあります。

ビグザムのパーツ・爪(ガンダム,プラモデル)

爪を大きく拡大撮影。縦に1本、パーティングラインがあります。
これはペーパーがけを行って除去しました。

ビグザムのパーツ・爪(ガンダム,プラモデル)

色は、普通にパープルでいいかと思いましたが、手持ちがなかったので、旧ガンプラのガウ空母の機体色が余っていたのを使いました。

ビグザムのパーツ・爪(ガンダム,プラモデル)

向きを間違えないように、脚のパーツへ差し込みます。
この部分は抜き差しできる仕様のようですが、だるだるですっぽぬけるようになるので、いっそのこと接着してしまっても、いいかと思いました。ので、私は接着してます。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

脚にかぶせるパーツ。
事前に塗装をすませておきます。脚と同じ色。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

かぶせます。
向きが決められていますがその方向しか入らないようにできていますから間違えることはないです。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

・・・こんな感じ。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

足首あたりのジョイントパーツ。これはランナーについている状態で先に適当に黒で塗っておきました。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

ジョイントパーツを組み立てます。

ビグ・ザム(ガンダム,プラモデル)

脚爪へ差し込んで、この部分は完成。

次のページでは、脚部本体の手順を全掲載・解説します。