1/550 エルメス プラモデルの解説
箱写真
このガンプラは「ララァ・スン専用モビルアーマー」、という名称で1/550で発売されました。一番はじめに発売された箱にはちゃんと「エメルス」という名で記載されていましたが、商標上の問題から急遽「ララァ・スン専用モビルアーマー」となったという経緯があります。
なので、今「エルメス」の箱絵ガンプラがあったとしたら大変な価値じゃないのかなと、思われます。
実は私この「エルメス」表記のプラモデルを買っていました。
しかし、当時中2の私にはブランドとしてのエルメスが何なのかすら知る由もなく、また、名称が「ララァ・スン専用~」となった理由も、希少価値のことも予測すらもできず、普通に組み立てていました。
完成写真
今回のエルメスがなぜピンクなのかと申しますと、安室奈美恵の「Defend
Love」という曲のプロモーションビデオの中で、アニメ描写された安室奈美恵が、アムロ・レイと出会い、安室奈美恵がエルメスに搭乗しRX-78-2ガンダムと戦うというシーンがありました。そのときのエルメスが、このピンクでした。
アムロと「安室」のコラボ企画でした。もちろん古谷徹さんもCV出演。
ということでそのときの安室奈美恵カラーで製作致しました。
下の部分。着陸ギアは、格納している、飛行状態との2択です。
今回は着陸形態で製作。
旧キットプラモデル、1/550エルメス の 入手方法
バンダイより年に1回もしくは数回のペースで、再生産・再販が行われています。
個数が限定されての生産のようで、在庫数がなくなり次第終了、また次の再販まで数ヶ月辛抱・・・ですがこの再販ペースは年々期間が長く、再販回数も少なくなりつつあります。 (2018年現在)
中古品をネット通販で探すという方法もありますが、付加価値をつけられ価格はやや上昇傾向にあるようです。
たまに劣悪にふっかけられてるのもあります。そんな品はおすすめできません。
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旧キット ガンプラが見つけやすい通販店
ネットショップ駿河屋 楽天市場店
ここはガンプラのみならず他のプラモデルや生産終了したフィギュア、トレーディングカードも扱っているお店です。
基本的に組み立て過程はかわりません。
面積が広いので不利ではありますが塗装は全部筆塗りです。
使用した本体色は原色のピンクに少々のモンザレッドを混ぜたものを使用しました。
グレー部はRLM75グレーバイオレットを仕様。
パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラーを使用。
その他の必須工具
- ニッパー
- タミヤセメント(合わせ目
消し用)
- 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
- パテ(補修用)
- ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ
用)
- 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)
今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ
製作開始 作り方手順 徹底解説 (1/550 エルメス)
パーツ一覧 | |
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パーツ一覧です。 案外シンプルな組み立て構造。ビットがついてますが、後部への格納機構はありません。 1/550ゲルググ付き。 片腕を破壊され、エルメス後部のとんがりにつかまって撤退するシーンが再現できます。 |
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開封したらまずパーツ洗浄![]() |
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1/550 エルメス 本体部の作り方・製作手順 の 解説です |
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① |
まず胴体の中核となるパーツの組み立てから。 筒状のものは、本体装備のメガ粒子 ![]() これを左右差し込んで、貼り合わせます。 合わせ目消しがありますが、下部の平らな部分以外は隠れます。 |
② |
胴体色で塗装します。 説明書にはエメラルドグリーンで色指定されていますが、 今回は前述通り安室奈美恵カラーで組み立てています。 ピンクに、少し赤を混ぜたものを塗装します。 私の家ではベランダですらスプレー系のものの使用ができなくなってしまいましたので、筆塗り用サーフェイサーとしてエナメル系つや消しグレーを塗って代用しました。 その上からのピンク塗装は、完全に下地グレーが隠れてくれるまで何度も重ね塗りが必要でした。 |
③ |
後ろの、ビット発射口にあたるもの。 今回は水性ホビーカラーのRLM74グレーを使い塗りました。 スミ入れはエナメル系の黒を使用。 時折、「どうしてスミ入れはエナメル塗料を使うのですか」という質問がきますが、答えは、ベース色がアクリル塗料やラッカー塗料の場合、属性をエナメルに替えることで溶け出しとかがないから、ミゾへの流し込みがラクだから、はみ出た部分の修正が簡単だから、ついでにウォッシングとかできるから、といったとこでしょうか。 |
④ |
後ろへ接着します。 ぴったりはまらずキツかったので、少しずつグレー側をペーパーを使い削りながら、はめこみました。 強引に押し込むと、本体側の接着&せっかく消した合わせ目がパキっと割れそうです。たぶん割れます。 |
⑤ |
先っぽのパーツ。 組み立ての前にエルメスピンク(以下もそう記載します)で塗装します。 |
⑥ |
組み立てます。 |
⑦
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そして胴体へ。 。まっすぐ中央に位置できているかをよく確認します |
⑧ |
両脇の、インテークっぽい部分。 色分けが手間かかりましたがこんなふうに塗装します。 |
⑨ |
で、貼付けますが、 2つの接合用の穴と突起がありますが、ここ、きつくて合いませんでしたから大きく広げました。 |
⑩ |
・・・こんなふうになります。 |
⑪ |
ランディングギアですが、このようにパーティングラインがありますのですべてペーパーがけで消します。 飛行形態にする場合はこの組み立て過程はありません。 |
⑫ |
塗装は、さっき使ったのと同じグレーでしました。 |
⑬ |
接着します。 |
⑭
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動力部。左右、2こ組み立てます。 で、エルメスピンクで塗装します。 |
⑮
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その両端パーツ。 外側をエルメスピンク、内側をグレー、 スリットの奥はエナメル系のつや消し黒。でそれぞれ塗装します。 |
⑯
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組み立て。 4本のスジがある側が後ろになります。飛行形態にする場合は、ギアの接着はなしです。 |
次のページでは、胴体部の組み立てをつづけて掲載・解説します。 |