「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/144 アッグガイ の作り方

発売月 1982年7月 / 箱掲載小売価格 400円

ジャブロー攻略試作モビルスーツとして開発された、アッグガイ、当時1982年時は争奪戦ゆえ買うことができなかった、
1/144スケールプラモデル。再販製品購入致しました。
製作手順を細かくご案内いたします。

1/144 アッグガイ

アッグガイ 1/144 プラモデル

1stガンダムを知ってる方ならご存知とは思われますが軽く解説します。
アッグガイ [MSM-04N]とは、機動戦士ガンダムにてジャブロー攻略用に開発されたとされるモビルスーツ。本編登場はありませんでした。

水陸両用で、腕先にヒートロッドを2対4本装備するなど主に接近戦を得意とする反面、銃撃用火器は大した装備はなかった模様。

あくまで設定上の兵器でしたが、「ガンダムZZ」40話、41話で晴れてアニメデビューを果たすことができました。


箱写真
1/144アッグガイ 箱絵

1/144アッグガイ 箱絵

1/144アッグガイ 箱絵

1/144アッグガイ 箱絵

完成写真
1/144 アッグガイ

1/144 アッグガイ

ヒート・ロッド。
1/144 アッグガイ
発熱中のイメージを出してみようと、タミヤエナメルカラーをベタ塗り後、ある程度色を残しつつ拭き取り、赤みかがりを表現してみました。

稼働はしますが、広範囲ではありません。腕先のヒートロッドは説明書には「しっかり接着してください」とあります。撮影を兼ねてるのであえて接着しないで組み立てましたが、力加減で根元が折れそうな感じです。なので接着がいいかと思います。
1/144 アッグガイ

1/144 アッグガイ の入手方法
ときおりバンダイよりキットの再生産・再販が行われています。
個数が限定されての生産のようで、在庫数がなくなり次第終了、また次の再販まで数年辛抱・・・ですがこの再販ペースは年々期間が長く、再販回数も少なくなってきました。 (2020年現在)

中古品をネット通販で探すという方法もありますが、付加価値をつけられ価格はやや上昇傾向にあるようです。
たまに劣悪にふっかけられてるのもあります。そんな品はおすすめできません。

パーツ写真

アッグガイ,ガンダム

アッグガイ,ガンダム

アッグガイ,ガンダム

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。
参考:開封したらまずパーツ洗浄

1/144 アッグガイ の入手方法
ときおりバンダイよりキットの再生産・再販が行われています。
個数が限定されての生産のようで、在庫数がなくなり次第終了、また次の再販まで数年辛抱・・・ですがこの再販ペースは年々期間が長く、再販回数も少なくなってきました。 (2021年現在)

中古品をネット通販で探すという方法もありますが、付加価値をつけられ価格はやや上昇傾向にあるようです。
たまに劣悪にふっかけられてるのもあります。そんな品はおすすめできません。



改良点・塗装について

胴体の貼り合わせは、あえて消さずディテールラインとして活かしました。
1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

参考→合わせ目を、あえて消さないで活かす方法

アッグガイの塗装カラーですが、以下の色を使いました。

黄色いボディカラー=ミドルストーン(水性アクリル)
赤茶色ボティカラー=ブラウン(エナメル)
胸部から腰部にかけての白=フラットホワイト(水性アクリルとエナメルの交互重ね塗り)
ヒート・ロッド、関節グレー=RLM75グレーバイオレット(水性アクリル)
ヒート・ロッドの発熱の赤=クリアーレッド(エナメル)、溶剤で拭き取り

広面積部位の塗装は水性アクリルよりエナメルカラーのほうがゆっくり乾くゆえムラになりにくいので、胴体のブラウンにおいて使用しています。

ちなみにすべて筆塗りです。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
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パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

1/144 アッグガイ 製作手順解説 脚部


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

脚部関節用パーツです。
さきに色塗り(RLM75グレーバイオレット)を済ませて、差し込みます。
稼働部位は塗らないでおきます。固まって動かなくなるから。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

太腿の部位です。連結用のパーツ(これも先に塗りました)と、さきほどの関節部位を差し込みます。向き間違いに注意。
太腿の裏側はグレー塗りをしております。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

そして、太腿パーツを貼り合わせます。このときの合わせ目は消します。
横筋模様はカッターなどで彫刻刀のようにスジ彫りをする必要があります。
太腿はRLM75グレーバイオレットで塗りました。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

太腿付け根の外殻パーツです。太腿を差し込んで貼り合わせますが、向きを間違えないよう注意です。
これも、貼り合わせた合わせ目は消します。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

足の甲の部位を貼り合わせます。
ここも合わせ目消しがあります。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

旧キットの仕上げには塗装がかかせません。ボディカラーは説明書指示とは異なるミドルストーンを塗りました。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

足先パーツです。左右を貼り合わせます。
これも合わせ目消し があります。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

ぬっています。全体色は、タミヤエナメルカラーのブラウンを使用しました。
仕上げに水性ホビーカラーのつや消しクリアーを塗っています。
両サイドにある円盤状の赤い部分、ここはサーモンピンクを使いました。サーモンピンクはやさしい赤、ていう感じでお気に入り、モビルスーツのバーニア内壁などでよく使用しています。
4つの楕円のくぼみは一番最後にエナメルカラー・ブラウンを。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

脚をくっつけます。しっかりと接着させます。接着剤のはみ出しには注意。


1/144アッグガイ(ガンダム,プラモデル)

脚部が完成しました。
反対片側の脚部も、同じ要領でくみたてておきます。

次のページでは腕部を掲載しています。