「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
1/100 旧キット ゾゴックの作り方

発売月 1982年12月 / 価格 \800(当時)
機動戦士ガンダム  1/100スケールプラモデル
試作型モビルスーツ、ゾゴック(MSM-08)旧キットの製作手順を掲載します。
このモビルスーツ・プラモデルを購入したきっかけはもちろん、ガンダムUC・エピソード4。トリントン攻防戦においては往年の1stガンダムファンを驚かせるモビルスーツが多数登場してくれました。

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

ゾゴック 1/100 プラモデル

 

機動戦士ガンダム、劇中には登場なかった試作型モビルスーツ。
ジャブロー攻略用として水陸両用タイプのMSがいくつか試作されたその1機。近接格闘が主なスタイルになるため火器の装備はなく、アームパンチやワイドカッターといったスーパーロボット技のような装備が備わっていました。


箱写真
旧キット ゾゴック 1/100

旧キット ゾゴック 1/100

旧キット ゾゴック 1/100

旧キット ゾゴック 1/100

完成写真
旧キット ゾゴック 1/100

旧キット ゾゴック 1/100

旧キット ゾゴック 1/100

頭部ブーメランカッターは固定装着です。取り外しはありません。
旧キット ゾゴック 1/100

アームパンチの伸縮再現。
旧キット ゾゴック 1/100


改良点・塗装について

1/100シリーズはいちおう色分けはされているものの、やはり塗装は避けて通れません。
当時は、動いて活躍する映像がなかったので、想像上での改良とかが多く、手のこぶしをひらいたバージョンを自作していた方もいました。

現在はUCバージョンのHGUCで市販製品化されているので、それに合わせた改良点などを見つけることができそうです。

そのほか、やはり昔の製品なのでヒケや合わせ目の強烈なズレといったパテ補修も何カ所かありそうです。

それから、プロポーション。
当時物なので、プロポーションは期待できません。腰はもう少し細く、足はもう少し長く、等いろいろ改良点はありそうです。
が、時間がないのと、HGUCモデルがでたのを理由にして、改造無し、そのまま組み立て、塗装のみ、で、作ってます。

接着剤だけでは心もとない箇所には、裏側にエポキシパテで補強しました。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。


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装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧 (タップして大きく表示)

 

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

 

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

パーツは3色。でも塗装は必要のようです。

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

作り方・製作手順解説 腕部 [ 1/100 ゾゴック]


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

こぶしを組み立てます。
2このパーツを貼り合わせるだけ。
合わせ目消しがあります。
なお解説は省いていますが、すべての行程に塗装が必須となっております。
選択色は説明書通りではなく近似色を選んだのであくまで一例として紹介しています。
このこぶしはエナメルカラー・フィールドブルーを使用しました。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

腕。これも貼り合わせて、合わせ目消しをします。
この円筒はこの後塗りました。明るい目のグレーを適当に選びました。
採用したのは、タミヤエナメルカラーのライトブルーです。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

手首のとこの、赤いパーツです。
真ん中にはめ込む円筒パーツは、腕を接合させるための関節パーツです。
向きに気をつけて、はめこみます。合わせ目は消します。
胴体色に使用した色は、エナメルカラー・フラットレッドです。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

その上からさっきの腕パーツを、(先に塗装してから)接着します。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

その上から、リング状のパーツを差し込み、留め具となる小さめのリングパーツをしっかり接着します。
この段階で一度この部位組み立ては放置し、別の腕の部位の組み立てをします。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

腕パーツの組み立てがつづきます。
これは接合用のパーツで、関節らしくグレーで塗装をすませておきます。ほとんど隠れるのです。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

上腕パーツを製作。さきほどのT字関節パーツを差し込んでから、貼り合わせます。
これも合わせ目消します。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

肩の赤い部位を挟み込み、ここも合わせ目を消します。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル) 

腕本体を組立てていきます。棒状の関節接合部に合わせます。向きに注意。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル) 

この濃青部位は貼り合わせる面積が少ないので、しっかり接着させる必要があります。ディテールラインとして活かすので、合わせ目は消しません。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル)

さっき放置しておいた組み立て済みのアームパンチ部位を、濃青部位へつなぎます。ここも合わせ目は消しません。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル) 

最初に組み立てておいたこぶしを差し込んで完成です。


1/100ゾゴック(ガンダム,プラモデル) 

腕が完成しました。
同じ行程なので略しましたがもう片方の腕も組み立てます。

次のページでは、脚部の組み立てを全掲載・解説します。