「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGUC 1/144 ガンダムNT1 (アレックス) の作り方

発売月 2004年5月 / 価格 1,500円 (箱掲載小売価格)

OVA機動戦士ガンダム0080 「ポケットの中の登場、「ガンダムNT1 アレックスHGUC 1/144プラモデルの作成手順をすべて撮影、完成画像および作り方を細かくご案内いたします。

HGUC ガンダムNT1 (0080)

ガンダムNT1アレックス HGUC1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中のに登場する、連邦軍が新たに開発したガンダム。

アレックス(ALEX)」はコードネームで、形式番号「RX78」のRXをもじったもの、とのこと。一年中期から末期にロールアウト前の試験運用がコロニーサイド6「リボー」で行われ、その後ホワイトベース隊のガンダムのパイロット=アムロ・レイに送られる予定だったガンダムです。 もしホワイトベースに導入されれば星一号作戦つまりア・バオア・クー攻略戦に間に合うはずでした。

初稼働はOVA第4巻で、このガンダムを破壊する目的で編成されたジオン軍サイクロプス隊のモビルスーツ、ケンプファーと交戦。このときは全身にチョバムアーマーと呼ばれる追加装甲をまとっておりました、その姿をこのHGUCプラモデルでも再現できます。

劇中で使用された火器はビームではなく、腕装甲に格納装備されている90mmガトリングガン。実体弾兵器でありながらケンプファーの装甲を貫通し機能停止させるほど強力。ちなみにビームは本編未登場。

最終話でサイクロプス隊バーニィの乗るザクII改と一騎打ち、ヒートホークによる損傷を受け機体は著しく破損。完全修復される前に終戦をむかえたためアムロへは移譲されず、でした。

ちなみにチョバムアーマー装着時はRX-78NT-1FAと名称があらためられ重量は95tにもなりました。


箱写真

完成写真

HGUC ガンダムNT1アレックス

付属品はビーム、ガトリング砲、チョバムアーマー。OVAでは非装備だったシールドもついています。

HGUC ガンダムNT1アレックス
ガトリングガンの開閉機構はなく、腕の青いアーマーパーツを外して間に別パーツとして形成されているガトリングガンを挟み込む方式。

チョバムアーマー装着。
HGUC ガンダムNT1アレックス

HGUC ガンダムNT1アレックス


改良点・塗装について

ボディカラーの白は無塗装でいってます。ほかは塗りました。
HGUC ガンダムNT1アレックス

色分けされていないゆえ塗装必須なのは、各スラスターの内壁部の、黄色いところ。
HGUC ガンダムNT1アレックス

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。

Amazon.co.jpでも普通に入手できます。

装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.02(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧 (タップして別表示&ピンチで拡大)

 

HGUCガンダムNT1,0080

HGUCガンダムNT1,0080

 

HGUCガンダムNT1,0080

HGUCガンダムNT1,0080

 

HGUCガンダムNT1,0080

 
パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

HGUC 1/144 ガンダムNT1 胴体・上半身部の作り方・製作手順 の 解説です


ガンプラ,ガンダムNT1

ガンプラ,ガンダムNT1

胴体・腹部パーツをランナーから外します。
真ん中にやや大きめのポリキャップをはめ込み、青い腹部パーツを合わせます。


ガンプラ,ガンダムNT1

このときにできる合わせ目は、消さずにラインとして残します。


ガンプラ,ガンダムNT1

胸部の青いパーツをランナーから切り離します。
このパーツの上のほう、細長く四角いくぼみ、ここは、黄色という設定なので、塗ります。シールはついてません。


ガンプラ,ガンダムNT1

下地にエナメルカラーの白を塗ってから、水性ホビーカラーのややオレンジがかったイエロー(配合しました)をほっそい筆で。
奥の黒いエリアは、ペン塗り。コピックマーカー0.02を使いました。


ガンプラ,ガンダムNT1

これは背中側の胸部パーツ。
腕がつながる根元部分、ここはグレーのほうがよいかなと感じ、塗りました。カラーガイドとは異なる、水性ホビーカラー「RLM75グレーバイオレット」を使いました。以降、グレーの部分はすべてこの色を使ってます。


ガンプラ,ガンダムNT1

ガンプラ,ガンダムNT1

そのほか、首がつけられるあたり、ここも、グレーのほうがよさそうです。なので塗りました。


ガンプラ,ガンダムNT1

首用ポリキャップパーツを差し込みます。前後の向き注意。


ガンプラ,ガンダムNT1

さっき組み立てておいた腹部パーツも、前後向きに注意して差し込みます。左写真ではグレーで塗装およびスミ入れをすませております。


ガンプラ,ガンダムNT1

胸部を貼り合わせます。


ガンプラ,ガンダムNT1

ガンプラ,ガンダムNT1

このときにできる合わせ目は設定上は消すべき箇所。ですが、今回はあえて残し、パネルラインとしました。
参考:合わせ目、あえて消さない。、ラインとして活かす方法


ガンプラ,ガンダムNT1

白い首のあたりのパーツを差し込みます。


ガンプラ,ガンダムNT1

ガンダム系モビルスーツ定番の胸の黄色いスリットパーツ。エアーがふしゅーってでるとこ。
胴体へ差し込みます。左右の位置関係を間違えないよう注意。といっても間違えると差し込まれない仕様なので安心です。


ガンプラ,ガンダムNT1

最後に、コクピットハッチにあたる赤いパーツを差し込みます。


ガンプラ,ガンダムNT1

入れにくいのですがツメを立てたりせず綿棒などで。


ガンプラ,ガンダムNT1

これで、胴体・上半身は完成です。

次のページでは、頭部の組み立てを全掲載・解説します。


2.頭部を組み立てる(ページ作成中)