「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGUC 1/144 ガンキャノン 初回版 の作り方記録

発売月 1999年5月 / 箱掲載小売価格 800円

ファーストガンダムの「ガンキャノン」、初回版 HGUC 1/144プラモデルの作成手順をすべて撮影、完成画像および作り方を細かくご案内いたします。

HGUC ガンキャノン (ガンダム)

ガンキャノン HGUC1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム 全話を通じて登場。一年時、V作戦のもと開発された、中距離支援用試作モビルスーツ。

名の通り両肩に装備される大型キャノン砲が特徴で、主に中距離支援用として運用されました。そのため近接戦闘は未装備。ですが殴る蹴るつき落とす、で対処しておりました(TV版)。

量産機で、劇場版では胸部左に番号が記された機体も登場。コア・ブロックによる脱出ステムも採用。
TV版では1機、劇場版では主に2機(ア・バオア・クー戦では数機目撃) 登場し、主にカイ・シデン、ハヤト・コバヤシ(劇場版ガンダムIII)がパイロットを務め、機体はすべて要塞戦で損壊・放棄されました。

のちのゼータガンダムで、ハヤト・コバヤシの博物館で展示されている機体が確認できております。


箱写真

完成写真

パーツの色分けはほぼ完璧で、色が異なる理由で塗装をしなければならないのはビームの黄色いセンサーと、頭部バルカン、それと、腕と脚に縦に走る1本のライン。

キャノン砲も、背中のランドセルも、関節も、しっかり色分けされてました。付属のスプレーランチャーのみ塗装が必要。

付属品はビーム、肩部スプレーランチャー(選択)。


改良点・塗装について

とくにありませんでした。
セオリー通り、パーティングラインや合わせ目を消す作業は行っています。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。
 
Amazon.co.jpでも普通に入手できます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、エナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

CG合成/デジラマ

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

パーツ一覧 (タップして大きく表示)

 

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

 

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

 

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)
光でとんでしまってますが、108 109のナンバーシールがついてます。

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

HGUC 1/144 ガンキャノン 作り方・製作手順解説 脚部・胴体腰部

[1]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

これは、ひざ関節パーツです。
パーティングラインがありますのでペーパーがけにて消しました。

[2]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

ポリキャップにあるこの複雑な形状のパーツを2つ、差し込みます。

[3]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

太腿パーツです。
ポリキャップを1こ(腰部接合部用)と、さっき組み立てたひざ関節パーツをはめこんで、貼り合わせます。
ここは合わせ目消しをする箇所と、しない箇所が混在しています。

[4]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

合わせ目を消さない部分は厚めに溝があります。説明書の完成写真をみるかぎりでは、ここはグレーで塗装のようです。
なので、組み立て前に、塗装しました。

[5]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

太腿付け根部分は合わせ目を消す箇所。
今回、本体赤の塗装はしないので、合わせ目消し後のペーパーがけ跡を消すにはポリッシングクロスを用いました。
↑これです。

[6]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

ポリッシングクロスが磨くと、塗装なしでもこの通り。

[7]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

ひざから下の部分です。
例によって内部メカ演出用に裏面を黒で塗装してます。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

足先をつなげるパーツ。
そのままだと赤いので黒で塗装します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

足先パーツと、さきほど組み立てた太腿パーツをつなぎあわせます。

[10]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

これも合わせ目のラインにはグレー塗装します。

[11]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

脚を貼り合わせて、完了。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

ひざのとこは、合わせ目を消します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

足先部を仕上げます。
といっても、22つのパーツをはり合わせるだけのシンプルなもの。
ポリキャップのはめこみを忘れずに・・・・・
合わせ目は全部消しますが、足裏がいろいろディテールラインがまたがっており大変です。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

足を接合します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

脚部が完成しました。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

腰部パーツを組み立てます。
その前に、内部となるとこを黒で塗装しています。

[17]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

そののちに、両脚を接合します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

アーマーパーツ。
スミ入れを先にほどこしています。

[19]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

センターには、黄色いこの丸パーツ。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

前のアーマーから組み立てます。
アーマーをセンターのパーツにはめこんでから、腰部へ接合します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

左右のアーマーを独立稼働させたい場合は、真ん中から切り離します。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

切りはなしただけだと簡単にすっぽ抜けるので、切り口を写真のようにつぶして、返しを作ります。矢印のとこを火であぶって金属板におしつけるとできます。

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HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

あとの手順は、同じ。

[24]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

うしろのアーマーを接合します。
ここは稼働部分ではないので、そのまま差し込みで終わりです。

[25]
HGUC ガンキャノン(プラモデル,ガンダム)

胴体・腰部が完成しました。

次のページでは、頭部の組み立てを全掲載・解説します。