「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/144 コアブースター の作り方

発売月 1982年8月 / 箱掲載小売価格 \300 現在相場 \600~

機動戦士ガンダムの支援機、1/144スケール・プラモデルコアブースターを製作・掲載します。
Gファイターと違いまだHGUC化・MG化はないですが、今回は初版もの、旧キット1/144再販モデルを購入しました。

1/144コアブースター,ガンダム,プラモデル

コアブースター 1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム劇場版にて、Gファイターの代役として投入された戦闘支援機、それがコア・ブースター。テレビでのGファイターの機能がオモチャすぎるということで劇場版では未登場となり、支援機がコア・ブースターとなった話は有名(諸説あり)。

そもそもGファイターの登場自体、スポンサー圧力からなるもので、とにかくあれこれ合体したり分離したりとおもちゃとして成立するようなメカを出せといわれ出したのだとか。(ネタ元:「ガンダム誕生秘話」2019年3月30日NHK放送)

ホワイトベースに機体ナンバー「005」、「006」の2機が配備され、戦闘機ながらリックドムやゲルググを一撃で撃破できるメガ粒子を装備。005はスレッガーロウの乗機、ソロモン攻略戦でモビルアーマー・ビグザムに特攻をかけ大破、006はセイラ・マスの乗機となり、ア・バオア・クー攻略戦に最後まで戦い抜くも最後に放棄されました。

そのほかのガンダム作品にも登場しています。


箱写真
1/144コアブースター

1/144コアブースター

1/144コアブースター

1/144コアブースター

完成写真
1/144コアブースター
同スケールのコア・ファイター付き。

HGUC RX-78-2ガンダム(初回モデル)に付属されていたコアファイターと比較すると、当時のプロポーションだな、と、うかがえます。

1/144 コアブースター の入手方法
再販されるまでじっと待つしかありません。
再販のない端境期では倍以上に値段を設定した中古品ぐらいしかみつかりません。

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改良点・塗装について

塗装は若干苦労しました。
水性ホビーカラーの筆塗りは白地に赤の塗装はなかなか映えてくれずムラも発生し修正にてまどりました。

また、コアブロックの両サイドの白いストライプの配置が、劇場版をみるかぎりでは主翼を境目としていないみたいにみえたり、また、スレッガー機はコアブロック上部も白かったりと、ちょっと混乱したので、ここはてきとうにいきました。
1/144コアブースター,プラモデル

006のマーキングは、
パソコン用プリンタで印刷して使う市販の転写シールを使いました。
1/144コアブースター,プラモデル

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.02(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

CG合成/デジラマ

パーツ一覧

1/144コアブースター,プラモデル

パッケージ内容。再販とはいえ旧キットなのでバリとかの覚悟は必要かもです。
説明書の指定色は当時のままで「レッド」「スカイブルー」といった単色指定でした。なので、青はHGUC RX-78-2ガンダムの製作時に使用した色の余りを、その他の色もガンダムにて指定された色を使うことにしました。
赤だけはモンザレッド100%で塗りました。

1/144コアブースター,プラモデル

パーツ一覧。パーツはそれほど多くはありません。
コアファイターは単独飛行形態のものがスペアとして1機ついていました。
もう1機は主翼をたたんだ状態で、ブースターとは脱着OKのようです。

1/144 コアファイター の 組み立てを解説します


1/144コアブースター,プラモデル

1/144コアブースター,プラモデル

コアファイターは先に機首・コクピット部を製作していきます。持つところがないので(接着剤を塗ると手につくから)
クリップをはさんで持つとこを創設しました。

コアブロックへの変形機構はないので、左右パーツを貼り合わせるだけのもの。

合わせ目を全部消す必要があります。


1/144コアブースター,プラモデル

その機首をはさみこんで胴体を貼り合わせます。
というのが説明書での手順ですが、その通りにやると合わせ目消しや塗装がやりにくい箇所があるので、あとから差し込むように加工することにしました。 =後ハメ加工


1/144コアブースター,プラモデル

固定用の突起を削るだけで、あとハメはできるみたいなので、
ひっかかる程度に残して突起を切りました。


1/144コアブースター,プラモデル

機首を塗装中。
使用したのは,RX-78-2ガンダムの青と、同じくRX-78-2ガンダムの白。
青を塗る場所は、パッケージのイラストや、録画しておいためぐりあい宇宙編をみながら確認しつつ塗りました。


1/144コアブースター,プラモデル

窓枠は白のようです。
マスキングテープをはがすときは、せっかく塗った塗装ごとはがされないよう、カッターで切り込みをいれてからはがします。


1/144コアブースター,プラモデル

コクピットのガラスは、水色よりもちょっと暗めなほうがいいかなと思い,
原色の青にタイヤブラックをまぜた物を塗りました。
写真は、コクピットのフレーム部分を白で塗装すべくマスキング中。


1/144コアブースター,プラモデル

マスキングをはずすときは一応カッター切り込みをいれるのですが、
それでもこうなっちゃいました。
まだガタガタのフレーム。
このあとまっすぐになるよう微調整をします。面相筆で直線になぞるだけですが。


1/144コアブースター,プラモデル

スミ入れをして、これで、機首の部分は完了です。


1/144コアブースター,プラモデル

つぎ、コアブロック部分を貼り合わせて、
合わせ目を消します。
ブースター接続用に翼をたたんだものと、ファイター形態のものと2とおりあります。


1/144コアブースター,プラモデル

はり合わせの前に。主翼の○も消します


1/144コアブースター,プラモデル

同じ要領で、もう1機のコアファイター、こっちはブースター直結のブロック形態のものですが、組み立てます。


1/144コアブースター,プラモデル

合わせ目は平らになってくれなかったので、パテで整えました。


1/144コアブースター,プラモデル

ここでコアブロックを塗装します。
塗装色は、水性ホビーカラーのモンザレッド100%。
青いのは機首の時のと同色。白も。
エアインテーク部分はエナメル塗料のガンメタル。上から水性ホビーカラーつや消しクリアーでコーティング。

スミ入れも施していますが、昔の製品なのでラインのくぼみが太かったり浅かったりでなかなかきれいになりません・・・


1/144コアブースター,プラモデル

ブースターに差し込まれるコアブロックの側面の白と赤の塗り分けパターンですが、ディテールラインの通りにすると映画本編に登場したものとだいぶ違ってきます。
なので、本編の色指定に合わせ、ラインを無視して塗りました。そしたらこんな感じになりました。


1/144コアブースター,プラモデル

あとハメ加工した機首を、ブロックへさしこみます。


1/144コアブースター,プラモデル

まだ完成ではないです。


1/144コアブースター,プラモデル

コア・ファイター側のギア(車輪)のつける・つけないは、お好みでいいかなと思います。飛行形態にしたい場合は当然組み立て無しで。
ギアはすべてパーティングラインがありますのでペーパーがけが必要でした。


1/144コアブースター,プラモデル

車輪の穴は、おおきすぎるため車軸にさしこんでもブカブカです。
なので接着することになります。


1/144コアブースター,プラモデル

1/144コアブースター,プラモデル

車軸は黒鉄色で、
車輪はタイヤブラックで塗装します。


1/144コアブースター,プラモデル

1/144コアブースター,プラモデル

ギアを本体へ。

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1/144コアブースター,プラモデル

順序が前後しましたが、推進口を組み立てます。

この推進パーツはコアファイター本体と大きさが違っていて、大きくずれてました。
なので、やすりがけで削って、同じ大きさに合わせます。

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1/144コアブースター,プラモデル

その後塗装します。

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1/144コアブースター,プラモデル

さしこみます。

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1/144コアブースター,プラモデル

差し込みが堅い場合はやすりがけで接合部分をけずります。

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1/144コアブースター,プラモデル

垂直尾翼を接着します。
カラーリングは接着の前に箱絵をみながら白と赤を塗り分けています。
接着面が不安定なので、まっすぐ垂直に接着されるよう位置合わせが必要でした。

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1/144コアブースター,プラモデル

これで、コアファイターの飛行形態の、完成です。

次のページでは、コアブースター本体部の組み立てを全掲載・解説します。