EXモデル 1/144 ドップ の製品解説
完成写真 [EXモデル 1/100 1/144 ドップ]
左=1/100、右=1/144。
1/144の方は実在である機F86セイバーやF104スターファイターのような、オールシルバーに塗装してみました。
全塗装ならびにウェザリングを施しております。
デカール貼付け前。
製品レビュー・可動箇所 EXモデル ドップ
1/100・1/144ともにパーツ構成はほぼ同じ。1/144ドップのみコクピットキャノピーと主翼部が簡略化されています。
1/100のドップのみ、主翼を折りたたみ格納形態にできます。
ランディングギアは収納可能。
キャノピー開閉はできません。
・1/100ドップのコクピットの上下噛み合わせで隙間ができやすい。
EXモデルは接着剤推奨の製品なのですが、コクピットの上下の貼り合わせは合わせ目消しこそ必要ないものの、密着せず隙間ができやすいので、押さえ込んでしっかり密着させる必要がありました。
その際に接着剤は塗りすぎるとはみ出るので流し込みタイプを使っています。
・ランディングギアなど超小型パーツあり紛失に警戒
とくに1/144ドップのランディングギアは極小です。
・合わせ目消しは無し
塗装について
1/100の方は劇中のドップに合わせて色配合をしました。説明書記載のものではなくHGスコープドッグの余り、カーキグリーン80%+ホワイト20%の配合で塗りました。
垂直尾翼は色が異なってる設定なので、イエローグリーン60%+ホワイト30%+ブラック10%(実際には少しずつ色を見ながら混ぜたので黒配合は少なめ)にしました。
すべて水性アクリル系です。
1/144は完全自己流で、実在の往年の名機F86セイバーやF104スターファイターのような銀にしてみました。使った色はMrカラー、スーパークロームシルバー2 です。
これはラッカー系です。
コクピットはつや消し黒と半光沢の黒を使い分け、計器パネルのとこはRLM75グレーバイオレットで塗りました。
マーキングシールは市販のHGUCジオンMSを使用、それと一部他のガンプラ製品の流用し貼っています。
1/100ドップにはタミヤウェザリングマスターを使ってウェザリングを施しました。
発射口にはスス、風防がツヤピカなのを曇らせるためスノーとサンド、サッシのとこにもサンドを塗り込んで実践投入済み感を演出しました。
モビルスーツでよく演出させる弾痕ですがドップは弾痕=なのでやめました。
今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ
<PR>
ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。
ハセガワ ポリッシングクロス、画像クリックで詳細(Amazon広告)
Amazon.co.jpでも普通に入手できます。
パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を使用。
その他の必須工具
- ニッパー
- タミヤセメント(接着用)
- 流し込みタイプタミヤセメント
- ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ
用)
- 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用、ラッカー用とそれぞれ用意)
- プライマースプレー
- タミヤウェザリングマスターA[サンドを使用]、B [スノー、スス、サビを使用]
パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。
参考:開封したらまずパーツ洗浄
製作開始 作り方手順全部撮影&解説 EXモデル ドップ
1/100スケール |
|
---|---|
[1] |
まず最初にコクピットを組み立てます。 写真では裏面であるため見えていませんが、パーツはあらかじめ塗装と、ウェザリング ![]() 塗装はまずプライマーを吹き付けて、それから水性アクリル塗料を筆塗りで行っています。 ウェザリングはタミヤウェザリングマスターを使用。 下方向視界用のキャノピーを接着します。 |
[2] |
外からはめ込んで、接着面を中へ通す手順です。あとから流し込みタイプの接着剤、ここではタミヤセメントを使用して接着させています。 |
[3] |
次にコクピット。事前に塗装を済ませます。 色分けは適当なのですが、全体はタイヤブラック、シートはセミグロスプラック(エナメル系)、メーターパネル部はRLM75グレーバイオレットと適度に起用しました。 設定通りのものではありません。 |
[4] |
コクピットも接着剤を使用します。(写真は撮影用にあとで構えたものです) |
[5] |
上部キャノピーです。裏から貼り付けます。 流し込み接着剤を使います。 |
[6] |
前部のキャノピーを外側から差し込み、貼ります。ここも流し込み接着剤をあとから使うほうが無難です。 |
[7] |
コクピット部の上下が完成しましたので貼り合わせます。 この合わせ目が若干浮き気味で、隙間ができてしまいます。 |
[8] |
しっかりと圧着してやる必要があります。 写真ではマスキングテープをギチギチに巻いていますが時間とともに緩んでくるのでやっぱりクリップがいいです。 これで一日ほど安置しました。 |
胴体機関部 | |
[9] |
左右の![]() ここに塗ったのはガンメタル。 |
[10] |
それをベースとなるパーツへ取り付けます。このパーツに左右区分けはありません。同じパーツ番号です。 |
[11] |
後部パーツを接着します。 |
[12] |
2基のバーニアを差し込みます。 バーニアは事前にガンメタルで塗装済み。 焼鉄色のほうがよかったかもしれない。 |
[13] |
垂直翼を接着します。左右間違いに注意。 翼は色が胴体色とは異なり黄緑がかっております。 タミヤウェザリングマスターA・サンドでウェザリングも済ませております。 |
[14] |
これでエンジン部は完成です。 |
[15] |
ランディングギアを仕上げます。 このパーツ自体の組み立てはありません。パーティングライン消しと、塗装のみです。 車輪はタイヤブラック、フレーム部はライトグレー、緩衝の棒はクロームシルバーを塗りました。 左右別パーツなので間違い注意です。 |
[16] |
ランディングギアを胴体下部パーツへ通します。反対側も同様に行います。 下部パーツは事前に塗装など仕上げておきます。 |
[17] |
ここからは主翼部の組み立てです。まずはこの極小パーツを、紛失に気をつけながら接着します。 流し込みタイプ接着剤を使います。 |
[18] |
塗装します。 翼端灯も塗り分けました。 |
[19] |
主翼を胴体下部の両端ミゾに合わせます。 可動域に塗装が付着している場合は、やすりがけなどで削り落としておくほうがよいです。精密に生産されているので、塗装の厚みが追加されただけでも稼働が鈍化したりします。 胴体下部は事前に塗装など仕上げておきます。 |
[20] |
上部パーツではさむ感じで接着します。ここも隙間ができがちなので、クリップで挟んで圧着さきます。 |
[21] |
クリップは圧が強すぎると翼が変形しますので注意です。 |
[22] |
前部のランディングギアを組み立てます。ここにもパーティングラインがあります。 |
[23] |
前輪は別パーツとなっています。 先にタイヤブラックで塗装、稼働しない仕様なので接着・固定します。 |
[24] |
できました。 |
[25] |
胴体部、フック穴みたいになっているところへギアをひっかけます。 |
[26] |
順序が逆、ギアよりこっちが先でした。さきほど組んでおいたエンジン部を接着します。 |
[27] |
そしてひっくり返して、さっきはめこんだ前ギアがはずれないよう注意しつつ、正面部パーツを差し込みます。 これがもし固かったら、差し込み突起の塗装剥がしを行います。 塗装の厚みだけで差し込み穴に余裕がなくなり入れにくくなります。 |
[28] |
最後に、コクピット部を接着させて、完成です。 |
[29] |
|
次のページでは、1/144スケールのドップファイターの組み立てを全掲載・解説します。(ページ作成中です) |