「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/550 アッザム の作り方 -2-

発売月 1982年6月 / 箱掲載小売価格 400円
機動戦士ガンダム登場、モビルアーマーの元祖といわれている、アッザムの旧キット 1/550スケール プラモデルの作り方を掲載しています。
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1/550アッザムの作り方

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

MAX-03 アッザム 1/550 プラモデル


このページで完成させる部位の完成写真

このページでアッザム本体は完成となります。

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)
今回やらかした凡ミス。下半分の貼り付けの向きを、前後間違えた。
なのでモールドラインが合わず自作しました・・・

1/550 アッザム の入手方法
ときおりバンダイよりキットの再生産・再販が行われています。
個数が限定されての生産のようで、在庫数がなくなり次第終了、また次の再販まで数年辛抱・・・ですがこの再販ペースは年々期間が長く、再販回数も少なくなってきました。 (2020年現在)

中古品をネット通販で探すという方法もありますが、付加価値をつけられ価格はやや上昇傾向にあるようです。

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旧キット ガンプラが見つけやすい通販店
ネットショップ駿河屋 楽天市場店 
ここはガンプラのみならず他のプラモデルや生産終了したフィギュア、トレーディングカードも扱っているお店です。私はここでアオシマの伝説巨神イデオン1/600統一スケールプラモデルを全種買うことができました。


改良点・塗装について

ほう台が邪魔で塗装が困難な箇所が下部にあります。
対処法としまして、モールドを自作し、先にその部位だけ塗装することで対処しました。詳細は本項にて解説します。
旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

ちょっと改良 ●ほう身
旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)
先端は穴があいてなかったので、ピンバイス(小型ドリル)を使ってへこみをつけ、
らしくしました。
小さいからやりすぎるとパーツ自体を壊す恐れがあるので、へこませるにとどめています。

それ以外はキット通り、ノーマル組み立てです。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。


ハセガワ ポリッシングクロス、画像クリックで詳細(Amazon広告)

 Amazon.co.jpでも普通に入手できます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

1/550 アッザム 製作手順解説 本体部


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

本体は、下部から仕上げます。
手順は、先に下部台を4つとりつけて、本体上部とつなぎあわせる、というもの。

しかしこれだと、塗装の際に台が邪魔になって、完全に下部を塗る事ができません。 なので、台をとりつける前に塗装しておくことにします。

ちっょと手が込んでますが、写真を見ていくとご理解できると思います。
まず塗装の境界線をつくります。
Pカッターでスジ彫りして、ディールライン(モールド)を新たに作りました。

(Pカッター)
マスキングテープを厚く重ね塗りして、カッターをなぞる際の当て木代わりなるものをつくり、Pカッターでなぞりミゾをつけました。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

できたミゾを境界にして、下部面を塗装しました。
写真では塗り残している部分がおわかりいただけると思います。ここが、貼り合わせ目がくる箇所です。
この塗らない箇所との境目を、さっきPカッターで掘って自作したわけです。
色は、紫を白で混ぜて藤色にして青をほんのり付け足して色調を青みがからせた、エナメルカラーを使いました。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

台を取付けます。
裏側でピン止めする仕組みです。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

接着剤がまわりにつくと、そのまま固まって座が回転稼働しなくなるので、ようじの先など細いものにつけてから流し込みます。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

ピンが しっかり固着し台が確実に安定するまでは、次の過程の本体はりあわせはしないほうが無難です。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

本体を貼り合わせます。
本体の貼り合わせはズレがおこりやすいので気をつけながら。
どうしてもズレて合わせ目に段差ができてしまったら、パテで補修します。
このとき台は内側を向けて、どこかにひっかかったりしないようにしておくとよいでしょう。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

そして、本体は向きを間違えやすいので注意が必要です。
じつは私は間違えてしまいまして、くるべき箇所に十字の形したモールドがない、という事態となりました。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

いまさらはがせられないので、Pカッターで掘って自作し、
反対側についてしまったものはパテで埋めて消しました。
こういうハプニングを導いてしまうのも旧キットならでは。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

合わせ目を完全に消したら、
胴体色を塗装します。
脚に2個ずつついているローターは、台に使ったうすみどりで塗装します。
塗装後、てっぺんのアンテナを差し込み接着します。
アンテナも胴体色と同じ色で塗装します。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

上部台を取付けます。
接着剤ではなく、パテを使って固定させました。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

操縦席の小窓です。
この奥にマクベとキシリア様がいらっしゃいました。
窓の部分は排気口に使ったのと同じピンクで、
周囲は胴体色で塗装します。
小さいので紛失に注意です。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

それを左右向きを間違えないように気をつけつつ、十時の模様の中側、矢印のあたりに接着します。
この位置は、実際に「灼熱のアッザムリーダー」をみて確信しました。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

位置参考までに。


旧キット 1/550 アッザム(ガンダム プラモデル)

これで、アッザムは完成です。

次のページで、マゼラアタックや、装備付属品であるアッザムリーダー、粒子弾の作り方を掲載して完成です。