「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
1/550 グラブロ の作り方

発売月 1981年10月 / 箱掲載小売価格 300円

機動戦士ガンダム 1/550スケール・プラモデルとして第一次ガンプラブームのさなかに発売されたモビルアーマー・シリーズのひとつ、1/550 グラブロを製作。作り方を撮影、手順を掲載いたします。
なおかなり経年劣化しているため、塗装面の筆塗り跡が露出されムラが発生しております。

 グラブロ (ガンダム)

グラブロ 1/550 旧キット プラモデル

機動戦士ガンダム第28話と劇場版哀戦士編に登場、ジオン公国水中用モビルアーマー。

水中戦専用MAで、は主に魚雷や、水中から洋上の艦船や空中を飛行している敵機を狙い撃つのが主な戦法。
また前面展開できる巨大な2本のクローは船底を破壊し敵船を沈没させる能力を持っています。
反面空中飛行や陸上活動はできない機体です。

水中における機動力は高く、水中戦に特化されていなかったRX-78-2ガンダムの脚部を巨大なクローでつかむなど近接戦闘も可能でした。


箱写真

完成写真

専用スタンド付き。写真では外しています。


写真はウェザリングを施しているのと、長年の塗装面経年劣化によるムラが発生しております。


クローアームは前後のみ稼働、左右へは動きません。
クローは回転はしますが、ツメは開いた状態・閉じた状態の二択で組み立てです。差し替え変更はできません。


改良点・塗装について

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)は自己流で増やしました。
1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル
スジボリではなくマーカー線引にて。

先端のペンギンのクチバシみたいな箇所、エポキシパテでちょっと厚みを付け足してみました。
1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
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スミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)
  • エポキシパテ

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧 (タップして大きく表示)

1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

 

1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

 
パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

1/550 グラブロ 作り方・クローアームの組み立て手順解説


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

ガンダムの脚を自切させた(しかしそれが敗因となった)クローアーム部分。
ベロウズリムと呼ばれる、(蛇腹部分)は固定されています。
このように、2このパーツを貼り合わせて、合わせ目を消すだけ。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

塗ります。
色は、アッガイのときに使用した薄い方のブラウンの残り、
ウッドブラウン40%+レッドブラウン40%+ホワイト20%。
さらに、黄色を少々まぜたものを使用しました。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

クローとアームをつなぎます。
このパーツはアーム部分で、組み立てると隙間から裏面がのぞけるので、裏を黒で塗り、それから、アームに接着します。
合わせ目は消します。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

合わせ目を消した後、表面も同じ色で塗ります。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

クロー部分を組み立てます。
1/550では価格帯とのバランスであまり細かくパーツ分けできてないのは仕方ないところ。
このグラブロ・クローも旧キット・ズゴックやビグロのように選択・固定式。
同じブラウンで塗装して、爪を3対、ひらいた状態のと、閉じた状態のとの2択で接着します。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

塗ります。同じ色。
スミ入れモールドが薄くやりづらかったです。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

クローの付け根にあたる部分。
みどりっぽいらしいので、タミヤ水性アクリルカラーの「コクピット色」を使用して塗りました。
逆光でちょっとわかりにくいかな。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

リング状のパーツにクローを差し込んで、
裏ブタをするような感じで留め具パーツ(一番右のまるいの)を接着します。
これにより、クローは回転稼働できる構造。接着したので当然ながらツメ自体は動きません。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

アーム部へ接着です。
このときに回転構造部に接着剤がうっかりついてしまわないように注意。


1/550グラブロ,ガンダム,プラモデル

クローアームが完成です。

次のページでは、本体部の組み立てを全掲載・解説します。