ガンプラ(ガンダム プラモデル)の作り方をご案内。「ガンプラ120%!」

初心者にわかりやすい、プラモデル・ガンプラ製作手順、説明書と同じくらいの詳細解説!

ガンプラ 製作 徹底解説
旧キット 1/2400 ホワイトベース の作り方

発売月 1981年4月 / 価格 \300 (当時)

機動戦士ガンダムで母艦を担っていた、ホワイトベースの 1/2400 プラモデル です。
ガンプラとしては1/1200のホワイトベースのほうが先に発売されましたが、ここで製作掲載するのはその後で追加発売された1/2400モデルです。旧キット1/2400再販モデルを購入しました。

1/2400ホワイトベース

ホワイトベース 1/2400 プラモデル

物語の舞台でもあったホワイトベースについてここで語るまでもないかと思います。
機動戦士ガンダム
TV版および劇場版三部作に登場した、RX-78-2ガンダムの母艦。

ペガサス級強襲揚陸艦2番艦。(他にも空母などいろいろな艦種名で呼称されており若干混乱してるみたいです)

マゼラン級やサラミス級にはない、モビルスーツ発進用カタパルト等の運用能力を持ち、独力で大気圏突入および航行が可能。大気圏内ではミノフスキークラフトという特殊な揚力を用いて浮遊飛航行。

装備はマゼラン級と比較すると多くはなく、両サイドのメガ粒子、艦首の二連装(実体弾発射)と艦首や艦尾の、対空機関くらい。つまりホワイトベースの戦闘力の高さは艦載モビルスーツやコアブースター/Gメカにあったということ、らしいです。

砲塔のほとんどが格納されており戦闘時に扉が開いてせり出してくるなどといったギミックなので、突然の奇襲には不利。

物語ではサイド7を脱出後地球圏降下、ジオン公国地球方面軍司令官ガルマ・ザビ機動大隊、その仇討ち部隊、黒い3連星と交戦しそれらをことごとく殲滅。オデッサ作戦に参戦後ジャブローへ。再び宇宙へ上がり要塞ソロモン攻略戦に参戦。

要塞ア・バオア・クー攻略戦にて、左のエンジンを損傷し要塞に不時着(直後に右のエンジンもリックドムのジャイアント・バズにより損傷)、要塞内部でジオン兵と白兵戦を続けるが、要塞内の誘爆に巻き込まれる形で轟沈しました。


箱絵
1/2400ホワイトベース

完成写真
1/2400ホワイトベース

1/2400ホワイトベース
1/2400なので小柄です。
同じ旧キットでもサラミスやマゼランが大きいのは、あちらの製品が1/1200のため。

初のプラモデル化は1981年。1/2400と1/1200のスケールで発売され、当時昼飯代をケチってうかして両方とも購入した記憶が残っています。

のちにEXモデルとしてよりリアルな製品が発売されましたが、今でも初期モデルの製品も再販してくれているようです。ですが年々その頻度は減りつつあります。

また、再販してもすぐに売り切れるゆえ初かなり入手困難になっています。見つけても価格が高騰してたり。

1/2400 ホワイトベース の入手方法
再販されるまでじっと待つしかありません。
再販のない端境期では倍以上に値段を設定した中古品ぐらいしかみつかりません。

旧キット ガンプラが見つけやすい通販店<PR>
ネットショップ駿河屋 楽天市場店 


改良点・塗装について

色塗りはすべて筆塗り・水性アクリルカラー。
赤・黄色・青すべてRX-78系ガンダムの余りをそのまま使用しました。
スミ入れはコピックマーカー0.03のグレーを、白い本体部に、黒をその他の色付き箇所に。

古い旧キットプラモデルですので、接地面のならしペーパーがけを行わないと合わせ目に隙間が生まれたり、どうしても消えない段差にパテを使用したりという補修箇所はあります。

1/2400ホワイトベース

ブリッジの2本のアンテナは、差し込み穴もなく、固定を接着剤のみに依存。
1/2400ホワイトベース

主翼やエンジン、カタパルト格納庫のように左右2対でならぶ部位は、垂直・水平・左右対称、角度をきっちりあわせる必要もありました。
1/2400ホワイトベース

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.02(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • パテ(補修用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 輪ゴム(接着面を密接させる用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承ください

パーツ一覧

1/2400ホワイトベース

パーツは白1色で、塗装は必須です。
説明書による色の指定、青=インディブルー、赤=レッド、そして「色がかいていないところはパッケージの絵や写真の色を参考にしてください。」とあるので、
とくに指定はされておりません。

1/2400ホワイトベース

パーツ一覧。
胴体やカタパルトといった長く大きめのパーツは合わせ目がツライチになってくれないかも。

ブリッジ(艦橋)の 組み立てをはじめます


1/2400ホワイトベース

1/2400ホワイトベース

1/2400ホワイトベース

ブリッジを組み立てていきます。
先に左右割れ構成のパーツを貼り合わせ、合わせ目は消します。
つぎに、先端の部分を貼り付けます。ここは合わせ目は消さずにいきます。


1/2400ホワイトベース

1/2400ホワイトベース

この段階で、ブリッジ全体を塗ります。
色は、白にグレーを少量、いわゆるガンダム本体色です。
そのあとで、
アンテナと思われる2このツノブレードを接着します。
ここが、しっかり差し込まれる形状ではないため、
接着剤だけが便りの固定になります。
ちょっと末広がり気味な感じで角度は左右対称に固定するのですが、
なかなか固定しないやっかいな箇所です。


1/2400ホワイトベース

その他の塗り部分を仕上げます。
アンテナは黄色、窓はうすい黄色、
横の赤いストライプも塗ります。


1/2400ホワイトベース

レーダーを、塗っています。
マーカーを使いました。
全面ではなく、芯のとこは白のようです。


1/2400ホワイトベース

レーダーを取り付けます。
だらーんと下がってこないように気をつけながら・・・


1/2400ホワイトベース

ブリッジの完成です。
カタパルト部


1/2400ホワイトベース

カタパルトは左右貼りあわせから。
合わせ目がズレており、パテで補修を致しました。


1/2400ホワイトベース

ミノフスキー発生装置。同時にメガ粒子部でもありますこの円形パーツ、前後を貼りあわせて塗ります。


1/2400ホワイトベース

塗っております。
裏面は青一色にて。
塗ってる途中で、とったはずのバリが完全でなかったことに気づいたので、これから取りにかかります。


1/2400ホワイトベース

カタパルトも塗ります。
全体は白ですが、発射部は赤です。
モンザレッド100%、で、塗るためマスキング中。
これが細かい作業でうまくいかないときは別属性のエナメルカラーの赤を使って、はみ出てもいいからし塗りあとで溶剤で消す、なやり方もあります。
こちらもそれなりに手間はかかりますね。


1/2400ホワイトベース

赤く塗りました。


1/2400ホワイトベース

ハッチも塗ります。
正面は白で、上下に3つずつある黒い長方形はスミ入れに使うマーカーペンで塗りつぶしました。
フチは青で塗ります。さっき使ったのと同じ色。


1/2400ホワイトベース

上下さかさにしないよう気をつけながら、ハッチをカタパルトへ差し込みます。
ここ、接着ですので、接着剤の塗りすぎに注意。


1/2400ホワイトベース

ミノフスキー発生装置も接着します。
発生装置の上下と、カタパルトの左右の位置、間違わないよう注意です。


1/2400ホワイトベース

カタパルト部の完成です。
同じ要領で反対側もつくります。


1/2400ホワイトベース

忘れてました。
カタパルトのゲート部分は上下に開くんでした。
そのためのラインをひきます。
何も目印がない(山の突起だけ)ので、マスキングテープを重ねて厚く貼って定規がわりにしています。
Pカッターで軽くスジ彫りをして、スミ入れします。

次のページでは、ホワイトベース本体部の組み立てを全掲載・解説します。