旧キット 1/1200 巡洋艦ムサイ プラモデルの解説
箱絵
ブリッジがヘルメット形状の士官搭乗艦は「シャア専用」そして今回つくるムサイは区分けの意味を兼ね「量産型」とパッケージに記載されています。
本体の組み立ては、やはり長年生産されつづけて金型が劣化したのか、パーツが噛み合わなくなっておりますので、パテ補修が必要でした。
ほかにも合わないため切ったり削ったりといった加工はあります。
艦船やモビルアーマーのような広い面積の塗装面にたいしては、エアブラシが効率もよくムラにもなりにくいのですが、筆塗りでやりました。
使ったのは、タミヤ・エナメルカラー。
水性ホビーカラーよりも乾燥が遅いので、広い面積の塗装にありがちな筆スジや塗りムラを抑えやすい理由で使いました。
環境からいえば水性ホビーカラーが望ましいのですが、エナメル系はラッカーよりも刺激臭が少ないとのことで使っています。
コムサイにはスジ彫りにてモビルスーツ格納庫ハッチを追加。
やり方は簡単です。マスキングテープを厚く重ね貼りして定規の代わりにして、そこへPカッターにて線引の要領でひいていけばOK。
(でもはみ出したりズレたりはやりました)
ブリッジデザインが異なる士官型「シャア専用ムサイ」は旧プラモデルに限ればブリッジだけが違うようなので今回は製作および掲載は見送っています。
その他の必須工具
- ニッパー
- タミヤセメント(合わせ目消し用)
- 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
- パテ(補修用)
- ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
- 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)
CG合成/デジラマ
製作開始 作り方手順 徹底解説 (旧キット 巡洋艦ムサイ)
パーツ一覧 | |
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旧キット 1/1200 巡洋艦ムサイ コムサイの作り方・製作手順 の 解説です |
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① |
まずは説明書の順番通り、コムサイを作ります。 上下パーツを貼り合わせて、合わせ目消しします。 |
② |
この段階で塗装をしています。 色は、ムサイ本体と同じ色で、ふかみどりならなんでもいけそうでしたが、タミヤ・エナメルカラーのフラットグリーンで塗装しています。 操縦席窓はオレンジで塗装します。 |
③ |
後部。 外側は本体色と同じフラットグリーン、 内側は黒鉄色を使い塗装しています。 スラスター奥はエナメル系黒を流し込みしています。 |
④ |
尾翼類を先に塗装等仕上げておきます。 本体色と同じ色です。 |
⑤
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ベントラルフィンとよばれる、後部補助翼を接着中。 これもよく外れます。 また、角度をつけすぎると、ムサイ本体に干渉して差し込めなくなります。ちょっと水平気味で。 |
⑥ |
そして、コムサイ本体へさしこみます。 もちろん接着剤の使用は必須です。 この組立、本体へ先に接着してからフィンをつける方がやりやすかったと思います。 |
⑦ |
ここで、EXモデルよろしく、ラインを引いてディテールアップをしてみようと思い立ちました。 スミ入れできるモールド(凹んだライン)はないのですが、ここに確かモビルスーツ格納ハッチがあったはずなので。 マスキングテープで位置決めをして、Pカッターでスジ掘りをしています。 このあとマスキングテープは幾層にも重ね貼りをして、厚みをつけ、Pカッターをなぞる定規代わりにします。 |
⑧ |
調子に乗ってディテールラインを追加してしまいました。 これもやりすぎるとウェザリング同様ごちゃごちゃしてしまうので、適度に遠慮して。 筋彫りをすることで、地色であるパーツ色のうすいグリーンがラインとして映えてくれました。なんかいい感じなので、スミ入れはやめて、このラインをそのまま活かすことにします。 |
⑨ |
垂直尾翼を接着します。角度が左右対称になっているのを確認して。 |
コムサイが完成しました。 | |
ムサイ 本体部 の 組みたて です | |
ここからは、ムサイ本体の製作にとりかかります。 まずは胴体。 縦割りとなっている胴体パーツを貼り合わせます。 合わせ目はすべて消します。 |
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どうしてもツライチにならず、ズレが生じてしまった場合は、パテで段差を埋めます。 | |
⑬
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艦底部の真横に走る合わせ目は、ディテールラインとして残すことにします。 となると、接着箇所がかなり限られてきますが、写真で記している箇所、ここにちょっと多いめに接着剤を塗り貼付けます。 |
⑭ |
胴体後部のフタを閉めるパーツ、これも今のうちに接着しておきます。 これで胴体の接着面が完全硬化するまではノータッチです。 |
⑮ |
補助翼のようなこのパーツ、 実際にはめこんでみるとピッタリ合わないのが分かります。 翼パーツを削って、表面を調整して合わせることにします。 |
艦橋(ブリッジ) | |
⑯
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ブリッジを製作していきます。 シャア専用ムサイはこの形状が異なっているわけですね。 パーツ数はそんなに多くなく、気をつける箇所といえばすべての面において合わせ目消しのための接着剤塗布が必要で、パーツが小さいので指についた接着剤がパーツに連鎖付着、なんてことのないように注意ですね。何も考えてなかった中学時代にはよくそれでパーツをダメにしたものです。 |
機関部 | |
⑰
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合間を使って、エンジン部も製作します。 機関部は2個、左右でパーツ形状が異なっていますから左右を間違えないよう注意が必要です。 貼り合わせた両サイドの合わせ目は難なく消せますが、後部の推進口にある合わせ目はくぼみの中にありペーパーがけがやりにくいので、 同じ形状にかたどったプラ板を貼付けることで対処しました。 |
⑱ |
塗装しています。 塗装後スジ彫り追加で、ディテールをふやしました。 コムサイのときと同じく、スジ掘りすることで地色を出します。 |
⑲ |
エンジン前部のスリット付きパーツは先に塗装します。 説明書ではミディアムブルーとありましたが、RLM75グレーバイオレットを使いました。 ついでに六角形の後部格納庫シャッターも同色で塗ります。 |
⑳ |
エンジンへ貼付けます。 ナナメにならないよう、しっかり奥まで押し込んで。 貼る箇所、前後を間違えないように注意。 |
㉑ |
反対側は噴射口なので、 黒くぬりました。 |
㉒ |
ディテールラインの上をなぞるように、 タミヤウェザリングツールを綿棒で使用して、ウォッシングっぽい演出を試みています。 No.80 タミヤ ウェザリングマスター B(スノー・スス・サビ) |
排熱部 | |
㉓
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艦体左右に2対ずつついている、排熱口のようなこのパーツ。(詳細名称確認中) 2対4基ありますが、すべて形状が異なるので、 差し込み場所を間違えないよう、印をつけておきます。 同じく印を説明書に記して、差し込み間違えを防止します。 |
次のページで完成します。 |