「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGCC 1/144 ターンエーガンダム の作り方

発売月 2014年4月 / 箱掲載価格 \1,400

HGCC 1/144 ∀ガンダム (ターンエーガンダム)
オールガンダムプロジェクトとしてついに1/144HGデビューした、ターンエーガンダム。
作り方を徹底掲載致します。

HGCC ターンエーガンダム

∀ガンダム HGCC1/144 プラモデル

1999年にTV放映された「∀ガンダム」の主役モビルスーツ。第2話より登場。
物語に登場するモビルスーツはその多くが旧文明時代の遺物であり’発掘’されるのですがこのターンエーガンダムも、「ホワイトドール」と呼ばれる巨大神像の中に隠されておりました。
月の民ムーンレィスの地球帰還第一陣が地球に降下した際に地球側の民間事組織ミリシャと交戦状態になり、ムーンレィス側のMS「ウォドム」が反射的に撃った長距離ビームに呼応する形で神像が崩壊し中から出現。成人の儀式で神像の前にいたロラン・セアック(実は試験的に先行降下していたムーンレィスのひとり)が成り行きで乗り込み操縦、以降メイン・パイロットとなりました。そのため「ガンダム」より「ホワイトドール」と呼ばれることの方が多く、敵側からはその顔の容姿から「白ひげ」などと呼ばれました。

製造ではなく発掘されたため謎が多く試行錯誤や新発見をしながら運用されましたが、物語終盤で、かつて月光蝶(すべての人工物質を砂に変えるナノマシンを散布)を発動し地球の文明を崩壊に導いた脅威的な機体であることが判明。

月で発掘された兄弟機ターンXとの一騎打ちで月光蝶を撒き散らしながら双方相打ちの形のまま二機が発する月光蝶が変化した白い糸状のものに包まれ繭化し機能を停止しました。

メカ・デザインは巨匠シド・ミード氏。このデザインは賛否されました。


箱写真

うしろにいるカプルもぜひHG化を!(2019年現在)

完成写真
HG ターンエーガンダム

付属品はビーム、ビーム、シールド、コアファイター。ハンマーはついてません。

の持ち手の安定感が今ひとつ。

HG ターンエーガンダム

HG ターンエーガンダム

を両手で構える事はできます。安定感はいまひとつ。

は劇中ではスライドして前後伸びますが、HGプラモデルのそれは可動するのではなく間に’延長用’パーツに差し替えることで両手持ち状態になります。

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

胸部の「マルチパーパス・サイロ」と呼ばれる格納庫は、開閉構造ではなくまるまる差し替えで表現。
HGCC プラモデル ターンエーガンダム
HGCC プラモデル ターンエーガンダム


改良点・塗装について

ポリキャップは、白です。 これは賛否ありました。
HGCC プラモデル ターンエーガンダム
場所によってはグレーのほうがいいのに、なこともあります。
私の場合はいままで作り続けてきたガンプラの余りのポリキャップにて同じ番号を代用することができました。捨てずにとっておいてよかった。

腕のひじ関節の向き間違いに注意です。
HGCC プラモデル ターンエーガンダム
ひじの関節部の組み立てで、真ん中の穴のあいたパーツ、
ひじが逆方向へまがらないようにひっかかるためのの突起があります。

向きを間違えるとひじがまがらなくなってしまう状態になります。
しかも間違っても違和感ないまますんなり組み立てられてしまうという。

もし間違って組み立ててしまい、ひじが曲がらない状態になってしまったら、
この突起をニッパー等できりとってしまえば、
ひじは稼働するように復旧できます。
腕アーマーの構造上、ここを切り取っても、ひじは逆方向へはまがらないので大丈夫です。

ビーム・の先端は一体化なっていたのを切り込みを入れて独立させました。

HGCC プラモデル ターンエーガンダム
HGCC プラモデル ターンエーガンダム
Pカッターやヤスリで根気よく削り取りました。

コアファイターは全部塗装が必要。
HGCC プラモデル ターンエーガンダム
コアファイターは完全別パーツで、コクピット部とは別々に作ります。

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.02(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)
カラーガイド (説明書より) クリックで拡大

ガンプラ ∀ガンダム 塗装色

今回塗装したのは、胸部の青、の赤。装甲裏の黒。その他小さいところの塗装もありますが目立つ箇所ではこの2点。
その他は地色そのままの無塗装でつや消しクリアー(水性ホビーカラー)を塗った程度です。
スミ入れはエナメルカラーのダークグレーを使っています。

パーツ一覧

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

箱絵。ノックスらしき街を背景に、カプルとボルジャーノンを従えたターンエーガンダムの勇姿です。

 

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

 

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

 

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC 1/144 ∀ガンダム 胴体・上半身部の作り方・製作手順 の 解説です


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

腕をつなぐ関節部です。
ポリキャップをはめ込んでおきます。
この写真では白いポリキャップではなくグレーのをはめ込んでおりますが、これはたまたま他のガンプラの余りパーツで一緒の番号のがあったのを流用したものです。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

それを胴体・上半身の正面側パーツの裏へはめこみます。
その前に、胴体には部分的に塗装を行う箇所をみつけましたので、


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

首にあたる部分は大部分が隠れるとはいえ、見える部分もありますので、
その部分はグレーで塗装する事にしました。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

腹部の赤いパーツをはめ込んでおきます。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

反対側の胴体パーツを貼り合わせて、胴体を組み立てます。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

首周りの黄色パーツを取付け。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

首のパーツです。
ポリキャップの白は使わず、他のHGUC製品でたまたま余っていた同じ型番のポリキャップを使いました。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

HGCC プラモデル ターンエーガンダム

胴体へ取付けておきます。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

胸部の倉庫部、マルチパーパスサイロをはめこみます。
ここは差し替えで開いた状態にもできる仕様。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

肩の後ろ側の白いパーツですが、このパーツは設定でも稼働しない構造のようです。
とりあえず左右取付けておきます。接合部はグレー(RLM75グレーバイオレット)で塗りました。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

その上から留め具兼用ともいえる長細い形状の肩パーツを差し込みます。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

最後に、背中の蒼いパーツをはめ込んで、完了です。
この背中は月光蝶発動状態の別パーツと差し替え仕様になっています。


HGCC プラモデル ターンエーガンダム

胴体・上半身が完成しました。

次のページでは、頭部の組み立てを全掲載・解説します。