「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
1/144 ブレイズザク・ファントム の作り方

発売月 2005年1月 / 価格 \500~600

HGではない、1/144コレクションプラモデルの「機動戦士ガンダムSEED DESTINYブレイズザクファントムです。パーツ数も少ないので簡単ではありますが作り方を解説致します。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザク・ファントム 1/144 プラモデル

 

機動戦士ガンダムSEED DESTINY登場の、ザフトのモビルスーツ。宇宙世紀舞台の登場MSをオマージュしたと思われる機体が多数登場するのがガンダムSEED DESTINYの特徴のひとつでしたがその一発目に出たのがザク(ザクウォーリア・ザクファントム)でした。

背中に「ウィザードシステム」という名称の追加装備を装着することで機動力と火力がアップ。レイ・ザ・バレルが乗る白い機体がこのブレイズ・ザク・ファントムでした。

その後物語中盤でレイはレジェンドガンダムに乗り換え、ブレイズ・ザク・ファントムは役目を終えました。

ちなみにこのレジェンドガンダムなるMS、当初議長からアスラン・ザラ用に与えられた機体でしたが見た目ですぐ「これはアスランじゃないだろう。乗るならレイだろ」て判別できたものです。やがてそのとおりになりアスランは脱走、成り行きでレイの乗機になりました。アスランは赤いボディの長いトサカのガンダムていうイメージが定着してましたから。


箱写真

完成写真

付属品はビーム突撃**。


改良点・塗装について

おおまかな過程は、別掲載の「1/144ザクウォーリア」と大差ありません。違うのはシールドがもうひとつあることと、背中にしょってるもの(ファイアビーランチャー)があることぐらい。

ご存知のとおり、1/144コレクションプラモデルは関節がほとんどうごきません。パーツの色分けもありません。その分、塗装に手間がかかり、塗り分けのためのマスキングとかもいります。

とりあえず塗装前提で組み立てています。
ブレイズザクファントムのカラーリングは、公開当時色設定がわからなかったので、私なりな色配合で塗装しています。

もちろん、HGや1/100が発売されれば、バンダイさんからの正式な色配合が解説されることでしょう。
色は自分の勘でいきました。
本体色、水性ホビーカラー・つや消しホワイト、赤(少量)
本体紫、水性ホビーカラー・すみれ色、白、赤
推進口、水性ホビーカラー・オレンジ+赤
動力パイプ、水性ホビーカラー・ブラック、ネービーブルー
ブレイズウィザード、水性ホビーカラー・ニュートラルグレー、ネービーブルー
付属装備、水性ホビーカラー・ネービーブルー+ホワイト
内部メカ演出塗装用、水性ホビーカラー・つや消しブラック
スミ入れ用にエナメル塗料つや消しブラック&ニュートラルグレー

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。


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装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)
パーツの確認

 

ブレイズザクファントムの製作

1/144ブレイズザクファントムの製作,プラモデル
洗っています。

 

ブレイズザクファントムの製作
とがったパーツが多いので、袋をやぶいてしまったから紙をしいて保管。

ブレイズザクファントムの製作
タッチゲートシステムとはいえやはり手で取るのは抵抗がありました。なのでニッパーを使っています。

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

作り方・製作手順解説 胴体部 [ 1/144 ブレイズザク・ファントム]

ブレイズザクファントムの製作

胴体の裏面、装甲の裏なんですが、 内部メカ演出のためつや消し黒で塗装しています。
腕がつながる部分(ジョイント用のパーツがくる穴)にも、つや消し黒で塗装しておきます。

ブレイズザクファントムの製作

アーマーの中、この部分、いまのうちに塗装します。
ザクファントムのパープルカラー。
すみれ色3、白4、赤を少量。
この配合でパープルカラーを作りました。発売当時、指定カラーの掲載がなかったので、色は自分の勘でいきました。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザクファントムの製作

胴体をはり合わせます。
合わせ目も、消します。
写真では見えやすいようにピンセットを使用してます。実際の組み立て過程ではこんなことしてません。
実際には、脇腹の合わせ目はディテールラインと併用されているので、消す必要はないです。
僕はまちがって消してしまいました。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザクファントムの製作

全体をパープルカラーで塗装します。
わきばらの白い部分、これは、ザクファントムの基本カラーの白です。
劇中のザクファントムをようくみると、純白ではなく、少し赤みがかった白のように見受けられますので、それにあわせて、つや消し白に少量赤を配合した白で塗装しました。

ブレイズザクファントムの製作

スラスター部のオレンジの塗装をします。
オレンジと赤を5:5の割り合いで混ぜたものを塗装しました。
スラスター内部にはタミヤエナメルカラーのつや消し黒を。
エナメル系だとあとで溶剤を使って私有制がききますのでべんりです。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザクファントムの製作

ハンドグレネード(樽みたいなやつ)の縁を、ザクファントム基本色のホワイトで塗装します。

ブレイズザクファントムの製作

動力パイプを、ザクウォーリア関節の色で塗装します。
色配合は、ブラック6:ネービーブルー4。

ブレイズザクファントムの製作

コクピット部のアーマーです。動力パイプと同じグレーで塗装します。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザクファントムの製作

コクピットアーマーを胴体へ。
接着剤はむりして使わなくても大丈夫なのが1/144コレクション。
ただし合わせ目毛消しのときだけは使います。

ブレイズザクファントムの製作

つぎに、エアインテークを仕上げます。
この全体に塗装する白は、ザクファントム本体色の白で塗装しました。
内部はエナメルつや消し黒で。

ブレイズザクファントムの製作

ブレイズザクファントムの製作

コクピットの両サイドへ。

ブレイズザクファントムの製作

インテーク内壁は、濃い目の紫が塗装されていました。
僕も忘れておりました。
なので今になってですが、すみれ色で塗装しました。
これで胴体の完成です。

次のページでは、腕部の組み立てを全掲載・解説します。