「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGUC 1/144 ズサ の作り方

発売月 2015年7月 / 標準価格 2,640円(税込)

機動戦士ガンダムZZ登場、HGUC 1/144 「ズサ」(プレミアムバンダイ限定版)の作成手順をすべて撮影。作り方手順を画像解説いたします。
基本的には市販のUC版とほとんど変わりありません。

HGUC ズサ (ガンダム)

HGUC 1/144 ズサ

 

機動戦士ガンダムZZ登場の、ネオ・ジオンモビルスーツ。英語表記はZSSA。 初登場は5話と早め、その後は量産機として登場しました。

全高は15mと当時のMSとしてはやや低め。

ガンダムUCアニメ版OVAにも登場し製品化はそちらのほうが先で、本項で解説・掲載しているのは後発となった、本家のZZ登場バージョン。プレミアムバンダイ製品となりました。大きな違いはカラーリングのほか、そでの装飾の有無、あと、UCバージョンにはギラ・ドーガのシールドが装備されていました。


箱写真
HGUC ズサ

HGUC ズサ
(箱横・長)

HGUC ズサ
(箱横・短)

本項で製作解説するHGUC ズサは、従来製品のUC版HGUCの同製品の使いまわしです。パーツ色だけが異なっていますが生産パーツはまったく同じ。なので、本来組み立てに起用しない袖パーツや、ギラ・ドーガのシールドパーツも備わっています。
解説書もUC版をそのまま同梱、白黒ページの追加版にZZ版のズサの追記事項が掲載されています。UC版シールのみついてません。

完成写真 [HGUC 1/144 ズサ]

製品レビュー・可動箇所 HGUC ズサ

脚部は開閉し発射体制になります。


太腿部はスライド開閉します。開け閉めの際には爪を引っ掛ける用の突起があります。


胸部の開閉は一度フタを取り外してから、位置をかえて取り付けることでオープン形態にします。


ブースターは離脱可能。独立飛行形態にできます。

パーツ写真

HGUCズサ,ガンダム,パーツ

HGUCズサ,ガンダム,パーツ

HGUCズサ,ガンダム

HGUCズサ,ガンダム

HGUCズサ,ガンダム

HGUCズサ,ガンダム

HGUCズサ,ガンダム

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。
参考:開封したらまずパーツ洗浄

製作時気になったところ・アレンジ・加工など

ただいま絶賛製作中です。順次ここに掲載していきますのでお待ちくださいませ。 


塗装について

せっかく色を変えて生産してくれてるプレミアムバンダイ製品なので、ボディカラーはつや消しクリアーの筆塗りのみです。
ただそれだけでは不十分で、部分塗装をしなければならない箇所が複数ありました。

使った色は、バーニア内壁の赤、外側の青、
ガンプラ,ズサ
ガンプラ,ズサ
ガンプラ,ズサ

ブースター機首先端の青
ガンプラ,ズサ

他にも、ところとごろ発生するグレーには、RLM75グレーバイオレット(GSIクレオス製)を塗りました。
使ったものはすべて水性ホビーカラーです。
ガンプラ,ズサ

は一部シールがついておりません。その部位は塗る必要がある部位があるので、シール自体使用せずサーモンピンクの塗りに統一しました。
塗る際には下地に属性を変えてエナメルカラー(タミヤ)のホワイトを使用しています。
土台側のグレーを塗るのはとても手間かかりました。

ガンプラ,ズサ

はこの通り色がぜんぜん違いますので塗装必須です。

ガンプラ,ズサ

モノアイはシールを使用します。
ガンプラ,ズサ

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
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装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

胴体・上半身部

[1]
ガンプラ,ズサ

まず最初に、の先端を、添え付けシールを貼るもしくは、赤く塗ります。
設定通りの色混ぜではなく、サーモンピンク100% で塗りました。

[2]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

塗る場合は先に下地として白を塗ります。これにはエナメルカラーを使用します。
その上からアクリル系の水性ホビーカラーを塗れば白が溶け混ざることもありません。
ただしラッカー系はエナメルをも溶かしますので注意です。

[3]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

肩関節にあたる箇所へポリキャップをそれぞれ左右ともに差し込みます。
その後貼り合わせます。この部位は胴体フレーム部となります。、

[4]
ガンプラ,ズサ

正面。

[5]
ガンプラ,ズサ

下部にポリキャップを差し込みます。腰部接合用のものです。

[6]
ガンプラ,ズサ

ちょっと飛び出ている部位、ここはモノアイの黒い部分となります。
シールを貼るか、ブラックで塗ります。これでこの部位の組み立て過程は終了。

[7]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

後部パーツをここから組み立てていきます。
先に完成写真を載せます。このようにこのパーツは塗装すべき箇所がございます。
2つ連なったバーニアが接合される接地面にはグレー、上部の台形のくぼみには黒、その周囲は赤、そしてもう1箇所グレー。

[8]
ガンプラ,ズサ

後部に、縦に2つ並ぶバーニアを塗り仕上げます。
パーツは1つにつながっています。しかし本来ここは離れている設定ですので、切り離すか、この写真のように黒く塗りつぶしてなかったように演出します。

[9]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

バーニアを差し込みます。
解説が前後しますがバーニア内壁は赤、奥には白いリング状、というふうに設定されているようなので、内壁をサーモンピンク、奥のリングはつや消しホワイトを塗りました。奥のリング塗装はちょっと細かい作業となります。

[10]
ガンプラ,ズサ

さらにパーツを追加します。

[11]
ガンプラ,ズサ

ここまでできたら、先程組み上げておいたフレーム部位につなぎます。

[12]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

ここからは前の部位を仕上げていきます。中央のとこは色分け箇所であり、シールがついています。
貼るか、塗ります。ここもサーモンピンクで塗りました。

[13]
ガンプラ,ズサ

さきほどのフレーム部位へ、背中の黄色いパーツとつなぎ合わせます。

[14]
ガンプラ,ズサ

このとき発生する、合わせ目はほとんど目立ちません。(消す箇所ではあります。)

[15]
ガンプラ,ズサ

ここまで、できました。

[16]
ガンプラ,ズサ

見えているにフタを閉じます。

[17]
ガンプラ,ズサ

ガンプラ,ズサ

フタは一旦外して向きを変えて差し直すことで、閉じた状態・開閉した状態を演出できます。

[18]
ガンプラ,ズサ

説明書では先にモノアイシールを貼る手順になっていますが、先にこの色分けパーツを差し込んでからのほうが、位置決めしやすいです。なので先にくっつけます。
(スミ入れをしています。)

[19]
ガンプラ,ズサ

それからモノアイシールを貼ります。貼る前に、頭部パーツを仮組みして、どの位置にモノアイを貼りたいかを決めてからのほうが良いです。
シールは一度貼ったら、剥がすと劣化しますのでやり直さないほうが無難ですから。

[20]
ガンプラ,ズサ

頭部パーツを差し込みます。

[21]
ガンプラ,ズサ

これで頭部+胴体上半身は完成です。モノアイの位置がお気に召さなかったら、ゆっくりはがして貼り直します。やりすぎると粘着が弱まりますのでほどほどで。

次のページでは、腕部の組み立てを全掲載・解説します。