プラモデル製作挫折の要因・原因
プラモデル挫折・放置原因1・飽きる
そう、あきるんです。
特に、パーティングラインのペーパーがけや合わせ目消し、ヒケのパテ補修、といった、組み立ての前の地味な前処理作業。
こういう作業って、次のパーツ組み立てになかなか進まないので、だんだんやる気が失せてきます。
そして、似たような作業の繰り返し。これって、なにもプラモデルにかぎらず。
同じ工程の連続作業って、飽きるんです。
そして、お店で別のプラモデル製品を見つけ、つい手を出してしまう。
昨日まで作ってたのはそれっきり放置、今日買ったプラモデルのほうが新鮮さは上。
でもそのプラモデルも途中であきちゃって、結局放置品1こ追加。
この繰り返しでいつしか中途放置プラモデルがどんどん増えていく。どれひとつ完成までたどり着けず。
実は私自身よく陥る現象で、今まさしく陥ってます。
自分の愛車であるCR-Xデルソルの1/24プラモデルが放置状態。
対処策。いったん、忘れよう。そして新鮮さをとりもどそう。
こんな場合、いっそのこと、忘れちゃいましょう。
どんな色で塗っていたか、どこまで出来上がっているかをとりあえずメモして、
(私の場合箱裏に書きました)
きちんと片付けて、心置きなく、次のプラモデルに手を出しましょう。
放置になってもいいんです。以降全然つくらなくなった、でも、いい。
人間の脳って、連続した作業には飽きが発動するが、作業をしないでいると、飽きたことを忘れるようにできているみたい。
なので、忘れるほど放置すれば、いいのです。
そして、気分一新・リセットできたころに、ふたたび箱を開けて、つづきをやれば、いいんです。
もしかしたら、それまでの仕上げた塗装が、これから塗る色に比べて変色しているかもしれません。
でもそれを気にしていたらまた手がとまっちゃいます。色違っててもいいんで組み立てちゃいましょう。
このやり方で私は旧キット ザンジバルと、1/1200マゼラン・サラミスを完成させました。
プラモデル挫折・放置原因2・パーツ数多すぎ、なかなか進展しない苛立ち
私の知人にいます。いきなり背伸びしてパーフェクトグレードを買ったはいいがパーツ数の多さにまいってしまい、ずっと放置している人。
またこりずにそいつはHGUC ネオ・ジオングにも手を出し、案の定、放置中。
私の場合子供の頃、大和級で陥りました。背伸びしてスケールの大きいものをねだって買ってもらったはいいが、艦橋だけでおびただしいパーツ数、砲台だって砲身を裏から通すだけのような簡素な構造じゃございません。
もうひとつは、小学生のときに1年間こづかいをためて買った、大きめスケールのフェアレディZ。
スケールサイズは忘れましたが、エンジンブロックの組み立てはもちろん、デストリビューターを塩ビ線でつなぐほどの細かさ。結局そのパーツ数の多さに疲れ果て放置、自分の身の丈にあった100円の合体巨艦ヤマトで満足しておりました。
対処策。全部見渡さず部分だけを見よう
高難易度プラモデルをつくるときに、陥りやすいのが、「分厚い組み立て説明書をみてその道程の長さからくる敗北感」
です。
こんなに、やることあるのかよ。て。
その道程の長さに圧倒されて生まれる、めんどくさい感。
当然、進捗も牛歩のごとし。
この状態に陥らない方法としての対処法は、
「今やってることにだけを考える」
です。
今私は。大和級をつくっているのではない。
の’艦橋’をつくっているのだ。
と、自分の考え方をきりかえてやります。
ガンプラであれば、
今私はビームを作っているのである・
そして勝手に「1/60ビーム」ていうガンプラ製品がありさらにその箱絵をイメージしてやったり。
目的意識をかえてしまいます。
この繰り返しで、ゴールが見えてきたら、そこで初めて全体を見渡しても、いいのではないか、と思います。
プラモデル挫折・放置原因3・背伸び改造して失敗
高校の頃、よくこれでダンバイン系のプラモをつぶしました。
当時のオーラバトラープラモデル、プロポーションやデザインがまったく映像作品通りの再現ができておらず、
模型雑誌(主にホビージャパン)では毎回おおがかりな改良法が掲載されておりました。
胴体を十字に割って幅と高さを延長、オーラ・コンバーターの位置調整、脚も腕も首も細く幅をせばめて長く伸ばす、といった大技。
これをマネてみたものの途中で雑誌掲載通りにならなくなりますますヘンになり、放置ひどい場合ゴミ箱行き、という失態を繰り返してました。
やはり、身の丈にあった組み立て方って、あるんだなと、痛感しました。
そしてそれは今も持ち続けております。
上記の要因から、
自分にとって無理そうな改造やいじりはなるべくおさえる
今組み立ててる箇所以外、考えない
あきたなら、まず忘れる
この3点をおさえておけば、
中途放置・挫折を可能な限り低く抑えられるかもしれません。
この他に、もうひとつ、
SNSで投稿される完成ガンプラ作品を見て生まれる挫折感、ていうのがあります。
アップされるガンプラがことごとくハイレベル作品でいいね!も1万越え、
「クオリティ高すぎで自分にはムリ」
て、そのまま作るのは恥ずかしい事、と、手を出すことすら躊躇しちゃうことも、あるみたいです。
あの位にまで組み立てられる人は、全ガンプラ人口比率からして数%でしょう。
さまざまな努力と練習と失敗を乗り越えた方たちです。
いきなり、あんなふうになれ、は、これから将棋を始める人にいきなり段持ち騎士くらいの技をうて、ていってるようなもの。
自分にあったレベルで作成、で、いいんです。
上達とかレベルアップとかそんなことはまず忘れて楽しむことからしないと、
プラモデル製作はとてもつまらなくなっちゃいますから。