「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HG 1/144 モビルアーマー・ハシュマル の作り方

発売月 2016年12月 / 箱掲載小売価格 3,800円

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ登場、厄祭戦時代の兵器、モビルアーマー・ハシュマルHGプラモデル化されました。その作り方を細かくご案内いたします。

HG ハシュマル (ガンダム)

ハシュマル HG1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第二期登場、火星にて掘り起こされた、厄祭戦時代のモビルアーマー。

自分で考え戦う人工知能を持つ故コクピットがない無人兵器で、頭部クチバシに相当する部位から発せられるビーム砲は人間だけを標的にするためのもの。厄祭戦当時はこのモビルアーマーが無数に存在しており、人類の人口4分の1を減らされたとあります。

そのハシュマルが火星にて発見・発掘され、当初は刺激を与えないよう静観していた発見者の鉄華団でしたがトラブルメーカーのイオク・クジャンが目覚めさせてしまい、厄祭戦時と同じく人類のせん滅活動を始めてしまいました。

プルーマと呼ばれるサブユニットを無数に従え、ハシュマル自身のエネルギーと補修資材の調達をプルーマに行わせ、自身はプルーマにエネルギーの伝達とプルーマの増産という、ほぼ無限稼働に近い状態で活動。

箱写真


1/144でモビルアーマー、ていう時点でその大きさも想像できましたが、
予想通りなかなかのデカ箱でした。
ただ厚みは従来のHGガンプラとさほど変わりなかった。

完成写真

写真のせいで小さく見えますがかなり大きいです。

作成済みのHG バルバトスルプスとの比較。


プルーマ。かんたんな組み立てで完成できます。関節はほとんど動きません。

付属品は2対の腕部から発射される運動エネルギー弾と、しっぽのワイヤーブレード、そして、バルバトスルプス用の新型太刀。
サブユニットのプルーマが1機付属されています。


改良点・塗装について

シールがついていますが不十分なため塗装が避けて通れません。
ボディカラーの白はパーツ地の色のまま無塗装でもいけましたが、部分的に存在しているピンク部と薄茶色は塗りました。

プルーマの脚部の肉抜き(中が空洞になっている)が多くあり、しかもややこしい箇所が抜かれているのでパテ埋めで対処はしましたが大変な作業でした。
ガンプラ,ハシュマル

合わせ目を消す箇所も多くありました。
ガンプラ,ハシュマル

その他、シールもなく色分けもされていないため塗装を行う部位もあります。
ガンプラ,ハシュマル

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。
ハセガワ・スーパーポリッシングクロスでから拭きするだけで、ペーパーがけ跡のザラザラ部が消せます。
 
Amazon.co.jpでも普通に入手できます。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.03(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧 (タップして大きく表示)

 

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

 

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

 

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

 

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)
プルーマ。

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)
スタンド、シール、テールワイヤー。

パーツは組み立ての前に洗うことをおすすめします。参考:開封したらまずパーツ洗浄  

HG 1/144 ハシュマル 胴体部の作り方・製作手順 および 解説です

[1]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

胴体は縦割りのパーツを貼り合わせます。
間に接合用パーツ(ポリキャップではない)を挟み込むのを忘れないよう。
このパーツは合わせ目消しが必要です。(でもそのままでもほとんど目立ちません。)

[2]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

矢印のとこへ胴体装甲の白いパーツを差し込むのですが、
裏面が白いままになるので、一部をグレーで塗ることにしました。

[3]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

こんな感じで。グレーはハシュマル用に水性ホビーカラーで色混ぜしたものを筆塗りしました。
こうすれば、裏面がグレーで統一されます。

[4]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

背中側にあたる、胴体白パーツですが、
ブラウンのワンポイントが3対あります。
この部位、シールがついてませんので、色塗りすることになります。
これも水性ホビーカラーで色混ぜして、筆塗りしました。
こんな感じで、HGハシュマルはシール対応がすべてカバーしきれていません。シールがない箇所は塗らねばなりません。

[5]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

パーツを貼り合わせます。
この部位も合わせ目消しが必要でした。
ただ、白パーツは塗装せずパーツ地の色を活かすので、
最終仕上げに2000番ペーパーがけをしたあと、ポリシングクロスで磨いて跡を完全に消し、つや消しクリアーを塗りました。

[6]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

もうひとつ。
この白パーツの端、四角いくぼみの奥、ここは暗く演出させようと思いまして、黒く塗りました。組み立ての前に。

[7]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

スミ入れは、コピックマルチライナーというマーカーペンを使いました。
0.03ミリという超極細ペンで、難なくモールド(ラインを形成しているくぼみ)をなぞれます。
はみ出したら指でこすれば消せます。乾燥すると耐水性。

[8]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

パイプのような複数のモールドがついている箇所へのスミ入れは、
エナメルカラー・ハケ付きのを使いました。
ハケがプラモ面に触れるだけでジワーっと塗料がモールドを伝っていってくれます。

[9]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

推進スラスターを組み立てます。
左右2対ありますが画像は右側のもの。
貼り合わせて合わせ目を消します。

[10]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

ブラウン部を塗ります。
推進口部のほうはシールがついていますが、右側の矩形模様はついてません。資料を見る限りここはブラウンのようなので、すべてのブラウン部を色塗りでまかなうことにしました。
色配合は説明書の通り。水性ホビーカラーを使用しています。
写真ではみえてませんが、推進口の奥は黒か、発光状態を再現させる用にエメラルドグリーンで塗ります。

[11]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

胴体につけられる、2対の白いパーツ。
貼り合わせて、合わせ目消しをします。

[12]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

2対目。微妙に形状が異なります。

[13]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

ブラウン部を塗ります。シールがついていますが、
さきほどの課程で色塗りしましたので、こちらも塗ることにしました。

[14]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

根元のひかえめな突起、ここはグレーで塗ります。

[15]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

胴体フレームに、すべて差し込みます。

[16]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

さきほど組み立てたのも。

[17]
HG MAハシュマル(ガンダム,プラモデル)

胴体(?) が完成しました。

次のページでは、頭部の組み立てを全掲載・解説します。


2.頭部を組み立てる(掲載に向けてページ作成中)