80年代のプラモデル,再販された製品、箱絵やパーツ写真,いろいろ集めて製作・作例掲載します[懐プラ120%!]

[ハセガワ] たまご飛行機 F16ファルコン 製作記録& 徹底解説

初発売年 1988年「こだわりたまご飛行機」シリーズ
購入日 忘れました
購入元 地元の模型店 購入時価格 840円(当時消費税率5%でした)

たまごヒコーキ、1988年代にラインナップに追加され現在も同じ金型で販売されている『F16ファイティングファルコン』。 製作記録をここに掲載いたします。

1/600F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン (ハセガワ)

 

ハセガワ製作所が1978年に生産・発売を始めた、実在の航空機をまるくデフォルメしたプラモデル。
1988年、第3世代シリーズ「こだわりたまご飛行機」として発売されたのがこのF16ファルコンです。

実在のF16ファルコンは1970年代のアメリカの機。
「マルチロール機」というカテゴリーにあり、あらゆる曲面に於いての運用が可能、単発エンジン、F-15イーグルのコストダウンモデルという位置づけでもあり4000機以上が生産されました。
機体デザインは、「ブレンデッドウィングボディ」という、あたかも翼と胴体が融合一体化になったかのような機体形式を採用。操縦桿が中央ではなく右端にあるというのも特徴です。
ファイティング・ファルコンという愛称は、ファルコンだけだと商標にひっかかるため、ファイティング~を追記したもの。

F-16の姿を始めてみたのは「ジャポニカ学習帳」の表紙で、ジェネラル・ダイナミックス YF-16(もしくはF-16FSD) とあり、白・濃い青・赤 の派手なカラーで塗装された機体でした。

後になって調べましたらこの機体は試験飛行用だとのこと。ですが機体デザインは量産されたF-16とかわりなかったため、たまごヒコーキとして買ったこの製品には試作機カラーで塗装しようということにしました。

パーツ数も少なく組み立ては容易です。

箱写真
F16ファルコン たまごヒコーキ
現行販売品のパッケージです。
イラストの女の子の名は「クレア・フロスト」(公式サイトより)。ドイツ出身の無口な女の子という設定の記載がありました。

完成写真 [ F16ファルコン]

F16ファルコン たまご飛行機

F16ファルコン たまご飛行機
本来YF16としたかったのですが製作当時はプリンタを持っておらずデカールを自作する技術を持ち合わせておらず、
塗装面も簡易型エアブラシを買ったばかりで自分の腕も相まって梨肌にしてしまいました。

F16ファルコン たまご飛行機

F16ファルコン たまご飛行機

製品レビュー・ F16ファルコン

合わせ目消しが複数箇所ありました
とくに機体下部のとこの合わせ目、パテを使う合わせ目消しとなりました。

コクピットにはパイロットがいるバージョンです

たまご飛行機のデフォルメデザインはキャノピーを大きくかたどったものとそうでないものとがあり、キャノピーが大きいものはパイロットが備わっています。
ちなみにパイロットがいない製品が大半です。(零戦、F-15イーグル、F14トムキャットなど。)

パーツ写真

 F16ファルコン たまご飛行機

スタンドはありません。
デカールは水につけるウォータースライドタイプ。「魔女専用」てのすごく気になりました。

製作時気になったところ・アレンジ・加工など

先端にある「ピトー管」の破損に注意です
別の製品でポキっと折ってしまったことがあります。弱いので要注意です。
実在機のスケールモデルにおいてはここを金属真鍮で作り直すのが定番らしいです。

排気口部の、凹モールド上にゲート跡。スジ堀りしなければなりません。
Pカッターで処置しました。

塗装について

胴体色はすべて水性ホビーカラーでエアブラシ塗装しました。
すべて原色で、ホワイト、モンザレッド、ブルーの3色を使用しています。
 F16ファルコン たまご飛行機

はデカールではなく筆塗りです。

 F16ファルコン たまご飛行機

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たまご飛行機 F16ファルコン

前述にある通り、ピトー管を折らないように注意しながらパーツを外します。

[2]
たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

貼り合わせ写真を紛失してしまい、パーツ写真での開設になります。
胴体は上と下を貼り合わせ、合わせ目を消します。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

エアインテークを接着します。
ここの合わせ目は段差があったのでパテ埋めをしました。

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たまご飛行機 F16ファルコン

ベントラルフィン(後方の下部に付けられる補助的な翼)を接着します。この段階でサーフェイサーを吹きました。

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 F16ファルコン たまご飛行機

 F16ファルコン たまご飛行機

本塗装します。
ホワイトを最初に塗装、その次に赤と青を塗りました。
青い部位は底側にもあります。
最後にコクピットをニュートラルグレーで筆塗りしました。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

噴射口。前述の通りモールドの位置にゲート跡があります。Pカッターでスジボリの容量でへこませました。
その後塗装、外壁はガンメタル、内壁は焼鉄色を使用しています。
その後「NO PUSH」と書かれたデカールを周囲に貼って、完了です。

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たまご飛行機 F16ファルコン

噴射口を接着します。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

機首部、胴体部のランディングギアをタイヤブラックで塗装します。
その後組み立て、胴体へ接着します。
主脚(棒状の部位)はホワイトで、根元は青で塗装です。
下部胴体の赤いラインはデカールです。事前に貼っております。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

パイロットを左右のパーツ貼り合わせ、合わせ目を消し完成させます。
塗装はヘルメットを白、バイザーをブラック、服をカーキグリーンにしました。
その後コクピットへ接着します。

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たまご飛行機 F16ファルコン

その上からキャノピーを接着します。ずれて接着しないよう注意です。

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たまご飛行機 F16ファルコン

垂直尾翼を塗装し仕上げます。ここも3色です。
デカールも貼ります。

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たまご飛行機 F16ファルコン

垂直翼は傾かないよう要確認です。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

翼端に装備されているを仕上げます。まず生産上やむなく発生した丸いくぼみをパテで埋めて整形します。

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たまご飛行機 F16ファルコン

たまご飛行機 F16ファルコン

塗装して仕上げます。全体色しホワイト、赤と黒2本のストライプがあるのでそれも塗ります。

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たまご飛行機 F16ファルコン

を翼端に接着、残りのデカールも貼ります。
最後に半光沢クリアコートを全面に吹いて(キャノピーはマスキングして)、これで完成です。

完成 たまご飛行機 F16ファイティング・ファルコン

 F16ファルコン たまご飛行機


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