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1/24 スバル360 よろしくメカドックカラー 製作記録& 徹底解説

購入月 2024年5月
購入元 あみあみ楽天市場店 購入時価格 2,409円(税込)

よろしくメカドックアニメ作品40周年を記念して、ハセガワ製作所から1/24 スバル360メカドックカラー版が2024年5月に発売されました。
懐プラというわけではありませんが、アニメおよび漫画作品が懐かしく感じましたので購入、ここに製作記録を残します。

1/24スバル360メカドック

 1/24 スバル360 よろしくメカドック デモカー

 

週刊少年ジャンプ連載マンガ「よろしくメカドック」のアニメ版に登場するレギュラー車。 メカドックの宣伝カー。アニメオリジナルの設定で原作漫画には未登場。
アニメ第一話でメカドック店舗兼用バスの中に格納されており、バスを損傷させ逃げた族車サバンナRX-3を追いかけ捕まえるために風見潤が乗りこんだのが初披露目。

ハセガワ スバル360メカドック

エンジンは軽規格360ccではなく、ロータリーエンジン+ターボに換装しているため馬力も加速も族車にヒケをとらず、サバンナRX-3を翻弄しました。

以降も潤の移動手段として、ときにはカーチェイスをも行うレギュラー車として複数の回に登場しました。

オープニングの最後の決めシーン、それと、エンディングシーンにも登場しています。

実在するスバル360は国が掲げた「国民車構想」の一環として富士重工業、現在のスバルが1958年に発売した軽自動車。小さく、まるっこい外観からついた愛称はテントウムシ。

後ろにエンジンを搭載し、ドアは前が開くようになっていました。
幾多のモデルチェンジをくりかえしましたが、このモデルはヘッドライト周囲の形状から1969年あたりの後期型と思われます。
初代はくぼんでなくてデメキンとのちに呼ばれ、ヤングS・ヤングSSはライトにフードカバーが付くことから。


箱写真
ハセガワ スバル360メカドック

ハセガワ スバル360メカドック

ハセガワ スバル360メカドック

ハセガワ スバル360メカドック

アニメ劇中の第一話のお披露目シーンがそのままパッケージイラスト化されています。これ専用に描き下ろしたとかがないのは、憶測ですがこの車がアニメ本編にしか登場しない関係なのかもしれません。
完成カラー写真はこの箱横の写真が参考になります。説明書は白黒ですので。

完成写真 [1/24 スバル360]

ハセガワ スバル360メカドック

ハセガワ スバル360メカドック
先にお断りしておきます。ルーフの色は本来ボディ色と同じピンクです。なぜ赤なのかは下のほうにある「塗装について」の欄に記載しております。

ハセガワ スバル360メカドック
前。バンパー、ワイパー、フェンダーミラーなどはメッキパーツです。MDのロゴはデカール。

ハセガワ スバル360メカドック
サイドビュー。

ハセガワ スバル360メカドック
後ろ。

製品レビュー・1/24 スバル360

ワイパーはそのままさしこんだだけでは、全然ガラスにフィットしません。そこで、よそに向いてしまうブレード部をバッサリ分割して、適度な角度に調節して再接着、というやりかたでフィットさせました。

ハセガワ スバル360メカドック
ブレード部位はほぽ90度上へ向けて再接着しています。

ヘッドライトは裏側から接着する仕組みで、ダメ押しで瞬間接着剤をつけて完全固着させています。
ハセガワ スバル360メカドック

パーツ写真

スバル360メカドック
ボディ。下パーツがピンクなので黒塗装必須です。

スバル360メカドック
内装、前シャフト系。

スバル360メカドック
クリアパーツ。右上のはリアガラスと一体化されたルーフ。塗らないままだとガラスルーフ仕様になりこれはこれで趣きありそうですが今回は塗ります。

スバル360メカドック
メッキパーツ、タイヤ、ホイール、デカール。

製作時気になったところ・アレンジ・加工など

窓の枠のメッキ部分は一部でデカールがついております。個人的にはやりにくいと感じました。
特にリアガラスの窓枠はズレ修正がなかなかうまくいかず、あきらめて塗装にしています。
ハセガワ スバル360メカドック

前述にあるとおり、ワイパーが、そのままでは付きませんでした。よそ向いたり、突起と孔が合わなかったり。
なので、アームのところで二分割して角度を適正な状態にして再接着をしました。

ハセガワ スバル360メカドック

ハセガワ スバル360メカドック


塗装について

せっかくのピンク色したパーツです。そのまま使いたい。なので、水性ホビーカラー・クリアーをエアブラシ塗装をしました。
ハセガワ スバル360メカドック

そしたらあとで気づいた、ルーフがクリアパーツで塗装必要だったこと。
仮組みをしないから気づかないんだ。不覚。
でもいまからボディ同色のピンクを調合するのは手間がかかる。なので、アクセントカラーになっている赤、モンザレッドで塗ることにしました。
ハセガワ スバル360メカドック

ヘッドライトの周囲のくぼみ、内側はアニメ本編通り赤=モンザレッドで塗りました。
ハセガワ スバル360メカドック

シャーシ部はエナメルカラーのフラットブラックを、内装系のもともと黒い色のパーツにはつや消しクリアーを塗りました。
ハセガワ スバル360メカドック

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1/24 スバル360 メカドック

シャーシと呼ばれるボディ下側のパーツ。シャーシはピンク色なのを黒く塗装、エナメルカラー・フラットブラックで、隠れる箇所なので手を抜きエアブラシではなく筆塗りをしたため若干ムラがありますが気にしないことにします。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

前輪・シャフト部位の組み立てです。細いきゃしゃなパーツが多くあり折ってしまわないようゲート切り離しにも注意必要でした。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

車輪、ハブといわれている部位。
車輪はポリキャップを中に入れ込むことで回転できるようにはなっております。

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1/24 スバル360 メカドック

ボディ下部へ、折らないよう注意しながら接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ショックアブソーバーを接着。接点面積が小さいので接着剤の塗布量にも注意です。

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1/24 スバル360 メカドック

後部もハブを接合します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

後部のショックアブソーバーパーツを先に接着しておいて、車輪部を接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

くぼみに車輪部がはさまるような感じであわせます。

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1/24 スバル360 メカドック

マフラーを接着。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

塗装が不完全でピンクのままですが、
前輪タイヤを、左右連結パーツでつなぎます。左右を連動させ、へんな方向へ向かせない用です。

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1/24 スバル360 メカドック

次はここへタイヤを差し込みます。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ホイールにキャップをはめこみます。接着が必要ですので、メッキ部位をやすりがけではがして、接着します。
(メッキは接着剤が効きません)
メッキパーツはゲート跡の処理が目立つので隠すのが大変なのですが、このホイールパーツはアンダーゲートになってくれていてるので目立たず、助かりました。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

4輪とも同じパーツ番号ですので、4ことも作ります。
タイヤはゴム製なのではめこんで完成です。

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1/24 スバル360 メカドック

4つのハブへタイヤを差し込みます。稼働するとはいえ軽やかな回転ではありません。

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1/24 スバル360 メカドック

この時点でようやく、底面が全面つや消し黒塗装が必要だとわかり慌てて塗りました。
そして前後シートと、パーキングブレーキレバーを接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

座席中央、シフトチェンジレバーと、F H C のレバーを接着します。
F・燃料コックレバー、H・ヒーターレバー、C・チョークレバー とのこと。

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1/24 スバル360 メカドック

これでシャーシに接着する内装関係のパーツはすべて組み終えました。
インパネやドア内張りは、ボディの内側に接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ここからは、ボディの仕上げです。
モールドにはスミ入れを。
ヘッドライトとリアテールレンズがくる部位にパーティングラインがありましたので消します。

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1/24 スバル360 メカドック

シルバーの部分塗装もあります。
このVの字突起はエンジンへの空気取り入れ用。エナメルカラー・クロームシルバーで塗ります。写真撮りそこねましたがマスキングテープを使っています。
下の方の小さな突起は、バンパー。ここもクロームシルバーで塗ります。

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1/24 スバル360 メカドック

デカールもはります。
フロントフード(スバル360はリアエンジン車なのでここはボンネットではなくて)は別パーツになっていますので、この段階で、ボディ全体にクリアーを吹きます。
さすがに筆塗りはきついので、エアブラシを使用します。

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1/24 スバル360 メカドック

フロントフードはモンザレッドでエアブラシ塗装です。MDはデカール。

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1/24 スバル360 メカドック

ヘッドライトです。メッキパーツとクリアパーツを貼り合わせます。接着面となる円周部のメッキをはがします。
接着時には、ライトのディテールがななめにならないよう注意して。

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1/24 スバル360 メカドック

写真をとりわすれたため完成後のものですがヘッドライトのくぼみ内側はアクセントカラーのモンザレッドで筆塗りしています。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ヘッドライトを、裏から接着します。ダメ押しで瞬間接着剤も使用し完全固着させます。
このあと切り離して、ピンク部位へクリアーを筆塗りします。

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1/24 スバル360 メカドック

ヘッドライトを接着します。奥までささらず中途でひっかかった場合はヘッドライト側を削ってフィットさせます。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

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ルームミラーは鏡面をクロームシルバーで塗装、ボディの内側に接着します。角度は水平ではなく運転席に向けた状態で。

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1/24 スバル360 メカドック

クリアパーツのフロントガラスをボディへ接着します。銀縁になっているので、クロームシルバーで塗装してから、接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

横の窓。三角窓の部分と後部座席の窓も銀縁なのでクロームシルバーで塗装します。
その後ボディへ接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

インパネはアクセントカラーとしてピンクの塗装があります。
下地にガイアカラーのホワイトを塗り、上から水性ホビーカラーのピンクに少し赤をまぜた調合色を塗りました。
ステアリングコラムも接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ホーンボタンの位置に白い四角い部位がありました。実車をみる限りではここには白背景にSUBARUの文字があるようです。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ステアリングホイールを接着します。これでインパネまわりが出来上がりました。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ボディにインパネを接着・固定させます。瞬間接着剤でダメ押し塗布して固着させます。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ドア内張りを仕上げます。ここにもアクセントカラーのピンク塗り分けがありました。
ドア内側もボディへ接着です。

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1/24 スバル360 メカドック

ボディの中側はこんなふうになります。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

ワイパーは、冒頭に解説しましたがそのまま接着では向きがぜんぜん違います。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

アーム部を途中から分離して、向きを適切な位置にかえて、再接着、という荒業をせねばなりませんでした。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

テールマーカーレンズを接着します。
マーカーレンズはランナーについている状態のまま塗装します。でないと小さすぎてやりにくすぎる。
土台部はクロームシルバー、全体はエナメルカラー・クリアーレッドを塗りました。
接着時には左右間違いのほか角度、上下間違いも注意が必要です。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

フロントターンシグナル。ここもランナーについている状態でクリアーオレンジと、土台部をクロームシルバーで塗装、
それから貼り付けます。
フェンダーにも接着パーツあります。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

この段階で、フロントフードを接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

リアボンネットフード。スバル360はリアエンジン。通気孔スリットにはスミ入れ、銀の枠はデカールを貼っています。ヒンジはクロームシルバーで塗装。
ナンバープレートにはメカドックのロゴデカールを貼って、それから接着。

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1/24 スバル360 メカドック

ボディに接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

ここまできたら、シャーシと接合です。例によってボディの左右のはさみ押さえ込みでシャーシを固定する仕組みです。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

そしてルーフとリアガラスを接着します。
ルーフはボディ同色にて塗装が必要でした。
先述した通りそのためだけにボディ塗装をし直すのも色を混ぜ合わせ近似色をつくるのも面倒なので、
アクセントカラーのモンザレッドでエアブラシ塗装をいたしました。
リアガラスの銀縁は最初デカールを貼ろうとしました。しかしなかなか位置決めが難しくズレ、ひずみ、しわが消えなかったのであきらめて塗装に変更です。

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1/24 スバル360 メカドック

フェンダーミラーの取り付け。位置、向き、高さなど左右のバランスもとりつつ接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

ドアハンドルを接着します。

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1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

1/24 スバル360 メカドック

前後のバンパーを接着します。

完成 1/24 スバル360 よろしくメカドック カラー

ハセガワ スバル360メカドック