有井製作所 1/100 リガード の解説
マクロスシリーズのプラモデルは、今井科学、有井製作所の2社から発売されていました。
同じスケールモデルがブッキングしないよう個々に製品化されておりました。今回着手した1/100リガードは、有井製作所のほうで発売された製品です。
白背景にリガードが一機、右下に機体データが記載されております。 これ1/100ザブングルですでにやっておりまして、真似したな、みたいな感情を当時もっておりました。
側面記載の、当時の価格は300円。消費税前。
完成写真 [1/100 リガード]
完成製品レビュー・1/100 リガード
立ちポーズさせるのに苦労します。足裏接地面積が狭い上に重心が上にあるせいですぐ転倒します。
その対策として、足パーツの肉抜け部分をパテ埋めして重しをつくり安定化をはかりました。
キヤノンは自由稼働します。
左右推進スラスターは回転稼働のみ。
パーツ写真
説明書と、付属セメダイン、水浸け式のデカール(ウォータースライドデカール)。
オリジナリティ優先するのでアレンジや加工は一切しておらずそのまま組み立てました。合わせ目は消しております。
下部の塔が1本割れて左右の長さが違ってました。エポキシパテで延長補修しました。
その下部塔ですが接合部が曖昧ですぐひっこんでしまうグラグラな作りなので、エポキシパテで裏打ちしてひっこまないようにしました。半乾きのときに動かすことで固着は回避です。
脚部に肉抜きパーツがあります。エポキシパテで埋めました。結果的にこれが重しとなり直立の補助にもなってくれました。
塗装について
色設定は、説明書のとおりだと原色使用が多いのでその通りにせず、個々に色を混ぜました。
脚部と胴体一部のやや暗めの白、ここは、うっすらと水色かがった白にしました。
混ぜたのは、ホワイトに、スカイブルーを少し、そして若干暗くさせるのにRLM75グレーバイオレットを数滴足しました。
すべて水性ホビーカラー、エアブラシ塗装です。
ボディの白は、そのままホワイト100%で使用しています。
水色は、スカイブルーにホワイトを足してもっと淡い水色にしました。そしてこれもRLM75グレーバイオレットを足して、くすみがでるような色にしました。
キヤノンはエナメルカラー・フィールドブルーが自分個人的にイメージぴったりだったので原色のまま使用。筆塗りでいきました。
スミ入れはエナメルカラー刷毛付きのタミヤ製品を使用しました。ただ製品自体のモールドがいびつなのではみ出しも複数発生、そのあたりはウオッシングぽく演出することでごまかしました。
最後に全体をパール入りクリアーをエアブラシにて吹いて質感をちょっとかえてます。
使用したパールは、水性ホビーカラー「30 MINUTES SISTERS カラー スムースパールコート HMS08」。フィギュア用のを使わせていただきました。
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製作記 1/100 リガード
キヤノン | |
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[1] |
キヤノンは同じパーツ番号で、2本組み立てます。その前に内側を黒く塗ります。 |
[2] |
合わせ目を密着させるためクリップで圧を加えて乾燥させます。球面が浮いていますがここもはさんで密着させました。 |
[3] |
この時点で塗装します。掴む箇所がみつからないので、時代の球体のところ、次にほう身をそれぞれ持ち替えて塗りました。 塗装はエナメルカラー・フィールドブルー。その後水性ホビーカラー・パールクリアーをエアブラシで塗り塗装面の属性を水性アクリルにします。 |
本体部 | |
[4] |
本体部を仕上げる前に、塗分けをします。 前述しておいたややグレーがかった白、ここを本体のキヤノンの付け根と、脚部の付け根の一部分、パッケージイラストを参考にマスキングして、 エアブラシ塗装します。 |
[5] |
エアブラシついでに同じ色で塗装するほかのパーツの組み立ても行い、胴体と同時で塗装します。 これは脚部の付け根部位。 |
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同じく脚部の別の箇所。 |
[7] |
そして脚部の付け根。 すべての接着面、合わせ目消しを施しております。 |
[8] |
そして塗装します。リガード本体は白とうっすらグレーがかった白、水色の3色構成。 水色はあとで塗ります。 |
[9] |
脚部の部分塗装も行っています。 使った色は水性ホビーカラー、RLM75グレーバイオレット。 |
[10] |
本塗装も済ませます。色分けはパッケージイラストを参考に、色は近い色の「ブルーグレー」を使用。 その後、脚付け根パーツをつなぎます。 |
[11] |
再び本体部の組み立てを続行します。 主 ![]() |
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![]() 次の塗装があるのでマスキングします。 |
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下部の![]() 前述しましたがこのパーツが片方先端が欠損しており、長さが異なっております。 なのでパテで延長造形しました。 |
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先はピンバイスで穴をあけ、らしくみせます。 |
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同じ色で塗って、胴体下部裏面から通します。 |
[16] |
仮組みをしてみたところこのほうとう部位は固定されずグラグラだったので、エポキシパテで裏打ちしました。 生乾きのあたりでほうとうを動かしパテとの固着をはがしました。 |
[17] |
本体水色のエアブラシ塗装をします。スカイブルーだと濃すぎたのでホワイトをまぜました。そして、鮮やかさを弱めるためグレー(RLM75グレーバイオレット)をほんのちょっとだけ混ぜました。 |
[18] |
正面、眼のような部位は筆塗り。オレンジ部は下地にエナメルカラーのシルバー、上から水性アクリル系のクリアオレンジを塗りました。 |
[19] |
デカールも貼ります。ただ、デカールも年月経っているので劣化していてすぐに破れる部位もあり全部は貼れませんでした。 |
[20] |
後部ハッチの取っ手のようなパーツを接着します。 本体側の穴が1つ埋まっていました。 穴をあけるより、取っ手側の突起部分を切り取って面をあわせました。 |
[21] |
胴体と脚をつなげます。土台となるパーツグレー系の色で塗装して、ポリキャップ経由で差し込みます。 |
[22] |
そしてそれを胴体へ差し込みます。ここも不安定な接地面なので、、エポキシパテを使って補強をしました。 |
[23] |
天頂部のきじゅう。 これにもピンバイスで先端に穴を開けじゅう口らしくします。 |
[24] |
もう片側のパーツと貼り合わせ、合わせ目は消します。 ここのほう身部もキヤノンと同じいろのフィールドブルーで塗ります。 |
[25] |
土台パーツをグレー系で塗装して接着します。しっかり固定させるまで安置します。 |
[26] |
それからポリキャップをさしこみます。 |
[27] |
そしてさきほどの天頂きじゅう部位を差し込みます。 |
[28] |
ここまでできたら、うしろパーツを接着します。 合わせ目は消さずラインとして活用します。 |
[29] |
こまでできたらデカールの貼り忘れやアレンジなどを再確認して、 次の左右の推進機構を組み立てます。 |
[30] |
推進部。左右対称ですので2個同時作成します。 張り合わせて合わせ目消し、その後塗装ですが白い部位とグレーの部位とで別れています。 また、パッケージイラストを参考に、四角い突起に黄色いマーキングを施しました。 (ここデカールがあったかもしれませんが劣化でボロボロなった) |
[31] |
裏面は適当にグレー塗装、 その後ポリキャップを1個差し込み。 |
[32] |
さらに胴体固定用のパーツを差し込みます。 ここ、接着剤を塗る箇所・塗らない箇所とが入り乱れておりますので注意が必要でした。 1番目のリングパーツは接着しません。稼働に使います。 2番めの小さいリングは棒状の部位だけに接着させます。大きいリングと接着してはなりません。 |
[33] |
胴体側の接地面に接着剤を塗ります。 そして大きいリングと接着させます。 先に仮組みしてひずみやズレがないかをよく確認する必要がありました。 |
[34] |
残存しているデカールを貼って、完了です。 |
[35] |
ここからは脚部です。 最初のほうに塗装までしておいたこのパーツ、ポリキャップを差し込みます。 その上から、ポリキャップを隠すようにリングパーツを差し込みます。 |
[36] |
さらにその上から、さきほどのリングを止める用の小さいリングパーツを差し込みます。大きさが合わないのでやすりがけで大きくする必要がありました。 |
[37] |
小さいとめリングパーツは棒状の部位にのみ接着します。 流し込みタイプのタミヤセメントを使用しましたがこれ失敗。全部に染み通ってしまった模様。 |
[38] |
リング穴のとこにポリキャップを設置します。が大きさがあいません。小さいしパーツが飛散して無くしそう。なのでむりして差し込まずに別の方法でいきます。 |
[39] |
別の方法です。 長い脚のパーツへ先ほど合わなかったポリキャップを差し込み、それから脚パーツをつなぎます。 固いのですがこのほうがやりやすかったです。 |
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かわってこれは足先の爪。 肉抜き部位をエポキシパテで埋めます。 |
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塗装して、長脚の下の方につなぎます。ポリキャップを先にはめるの忘れやすい。 |
[42] |
それから爪パーツ。ここも固い。 |
[43] |
ここまでできたら、長脚パーツを貼り合わせます。 |
[44] |
ずれ、段差が生まれました。パテ補修をします。 |
[45] |
そして塗装します。 |
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かかとに当たる半円パーツ。このように空洞のままなので、エポキシパテで埋めます。 |
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埋めたあと、ここは露出される箇所なのでちょっと手書きでパネルラインぽいのを描いてみました。コピックマルチライナーを使いました。 |
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左右のかかとパーツを穴に通り、真ん中で接合させます。 |
[49] |
最後に胴体にある脚部位と接合します。このときの接着剤塗り箇所はリングの箇所のみ。 |
完成 1/100リガード マクロス アリイ |