「ガンプラ」全行程を撮影、製作・作り方を細かく公開しています

ガンプラ 製作 徹底解説
HGUC 1/144 水陸両用MS ハイゴッグ の作り方

発売月 2006年10月 / 価格 \1,000 ~ \1,500

OVA機動戦士ガンダム0080「ポケットの中の登場のジオン軍水陸両用モビルスーツ、ハイゴッグ[MSM-03C]。HGUC 1/144スケール プラモデルの作り方、閲覧者様からのリクエストに答え、掲載します。

HGUC ハイゴッグ ガンダム

ハイゴッグ HGUC1/144 プラモデル

機動戦士ガンダム0080ポケットの中の に登場した、ジオン軍所属水陸両用モビルスーツ。
ゴッグを再設計、一年末期にロールアウトされ活躍の場こそ少なかったが火力と機動力の両立に成功しゴッグの欠点を補ったMSとして投入されたとあります。

作品としての当初設定はゴッグの再デザインだったらしい。1979年放映当時の1st登場のゴッグやズゴック、ザクの描ききれなかった部分を0080ポケ戦で詳細描写しようという、つまりTV放映のファーストガンダムの登場MSとポケ戦のMSとは同一のものという設定だったが後に別機体として世に出された、らしいです。


箱写真
HGUC ハイゴッグ ガンダム

完成写真
HGUC ハイゴッグ ガンダム
マーキングシールを貼る前です

HGUC ハイゴッグ ガンダム

HGUC ハイゴッグ ガンダム

HGUC ハイゴッグ ガンダム
水中航行形態。 腕(ベロウズリム)は大幅に差し替え。

ツメは1本1本独立可動します。
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

そして、多数の方がレビューで言ってたマイナスポイント。
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル
フェアリングユニットとよばれる、いわば腕につけたのフタですね。

本来、3分割されてパージ・展開されるのですが、
このHGUCプラモデルでは2分割。
開閉ギミックではなく、
ついてる・はずしてる、の2択、ていう捉え方。

設定通り3つに分けようとするには改造を施す必要があります。
ただ単に3つに切り分けるだけではなく、どこで固定するか、も考慮し内壁面で固定部位を新設しなくてはならないため、なかなか面倒かもしれないです。
なので、今回の掲載は見送りました。

HGUC 1/144 ハイゴッグ の入手方法
再販され並ぶまでは品切れ店舗も多いです。


改良点・塗装について

当サイト(=私)の塗装の方針です。
●よほどのことでない限りエアブラシは使わず、筆塗りで。
●アクリル系の水性ホビーカラーを使用

広い面積の筆塗りに有利という理由からエナメル系を使用するときもあります。

なぜラッカー系を使わないかといいますと、私の住む環境が刺激と臭いの強いラッカー系塗料の使用を許されないからです。
・ペットがいる(いた)
・集合住宅である

形状の変更等、おおがかりな改造などは一切致しておりません(これも当サイトの方針)

また、今回ボディカラーの水色につきましてはつや消しクリアーを筆塗りしただけで、パーツの色をそのまま活かしています。背中の推進部のオレンジとか。

ただし、要所要所で塗らねばならない箇所もありました。

塗装箇所その1・肩アーマーに代表される装甲の裏面に、グレー。
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

その2・四角いくぼみの内部の、赤。ただしここはシールがついてます。
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

その3・胴体の魚雷、それと、腕部のパイプらしき部位の、グレー。
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル
HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

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ペーパーがけ面はポリシングクロスで完全に消してます。

装甲板裏面は水性ホビーカラー、H-69 RLM75グレーバイオレットを塗りクオリティを上げてます。

RLM75グレーバイオレット。 Mr.カラーにも同色あります。

パネルライン(=パーツに形成された装甲のつなぎ目みたいなスジ線を指します)へのスミ入れ は、超極細ペンのコピックマーカー0.02(文具店で入手)と、ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 を両方使用。

エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)

その他の必須工具

  • ニッパー
  • タミヤセメント(合わせ目消し用)
  • 瞬間接着剤(合わせ目消し、時間がないとき用)
  • ヤスリ、耐水ペーパー(ペーパーがけ用)
  • 筆4種 広面積用平筆、通常用平筆、細部用丸筆、超細部用面相筆(エナメル用、水性用とそれぞれ用意)

今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ

パーツ一覧

 

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

 

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

 

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

パーツ画像はクリックで拡大します

HGUC 1/144 ハイゴッグ 胴体・上半身部の作り方・製作手順 の 解説です


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

頭部一体の、胴体・上部を作ります。
モノアイの黒い部分、ここはシールがついていますので貼るか、つや消しブラックで塗装します。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

モノアイパーツはクリア状になっています。これを裏面から差し込みます。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

写真ではモノアイの黒部分は塗装をしています。 


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

この段階で、細部を仕上げます。
塗装と、スミ入れです。

格子状の左右のオレンジは、塗装していますが、実はここどうやら赤が正しい色のようでした。
また、モノアイのすぐ下、左右の四角いくぼみも、パッケージイラストを見る限りでは赤のようです。

すべて組み終えてからだと修正が困難なので今の段階で仕上げたのですが、
このいろ間違いに気づいたのはずっと後だったため、この状態のままでいってます。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

前部パーツをかぶせます。
これを組み立てると、さきほどのモノアイの周囲やインテーク部分の塗装が非常にやりにくくなります。なので、仕上げる際はこの作業の前で。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

合わせ目は、ディテールラインとして活かすことにしました。なので消しませんでした。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

かわって、胴体中央部。
パーツを組み立てて、スミ入れをします。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

こんな感じ。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

その中央パーツへ、背中パーツをはめこみます。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

左右の腕接合用ポリキャップを差し込みます。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

そして、さきほど組み立てておいた前部をあわせます。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

このときできた合わせ目は、消すことにしました。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

背中の推進スラスターです。
スミ入れをします。
スミ入れは、今回、ペンでなぞる方式を採用しました。
極細油性ペンよりも細いペン、シャーペンの芯よりも細い幅で描ける、0.03ミリ コピックペンを使いました。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

推進スラスターパーツを背中に差し込みます。向き注意。


HGUC ハイゴッグ ガンダム プラモデル

これで、胴体・上半身部の組み立ては完了です。

次のページでは、腕部の組み立てを全掲載・解説します。